一般常識
「発足(ほっそく)」と「発足(はっそく)」の違いと読み方

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「発足(ほっそく)」と「発足(はっそく)」の意味の違いと正しい読み方
「発足」という言葉は、「新団体の発足」などのように、日常でもよく聞かれるものです。意味合いも比較的分かりやすくなっていますが、読み方の方は自信がないという人もいるかもしれません。実際に、「ほっそく」なのか「はっそく」なのかで迷う人も少なくないようです。果たして、「発足」の読みはどちらが正しいのでしょうか、
今回は、「発足」という言葉の「ほっそく」と「はっそく」の読み方の違いについて、詳しく解説していきたいと思います。
発足(ほっそく)
「発足」とは、「組織や団体などが新しく作られ、活動を始めること」という意味の言葉です。「出発すること」という意味もありますが、こちらはそれほど使われません。「協議会が発足された」「憲法調査会の発足」のような用法になります。
「発」という字は「起る」「始める」などを表し、「足」の字は「あし」「歩くこと」「行くこと」などを表しています。
「ほっそく」は、「発足」の読み方として一般的なものです。「発」は音読みには「はつ」がありますが、「ほつ」も常用漢字表に含まれます。「ほっそく」と促音化(音がつまる形になること)されているのは、その方が発音しやすいためと考えられます。他には、「発起(ほっき)」や「発端(ほったん)」などの例があります。
発足(はっそく)
「はっそく」もまた、「発足」の読み方の1つとなっています。上記のように、一般的には「ほっそく」の方が多く使われますが、「はっそく」も間違いではありません。
「発」の字は、すでに述べたように、音読みで「はつ」「ほつ」と読まれます。「はつ」と読むケースでは、他に「発見(はっけん)」「発砲(はっぽう)」「発祥(はっしょう)」などがあります。
このように、「発足」は「はっそく」と読んでも間違いではないものの、実際には「ほっそく」と読まれることが多くなっています。そのため、場合によっては「はっそく」と読むと間違いと指摘されることもあるので、余計な誤解を避けたい場合は、「ほっそく」と読むのが無難かもしれません。
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