HOME>ビジネス用語>「節税」と「脱税」の意味と違い

ビジネス用語

「節税」と「脱税」の意味と違い

「節税」と「脱税」の意味と違い

「節税」と「脱税」の意味と違いとは

納税は国民の大切な義務ですが、なるべく低い額になるよう「節税」したいというのが、多くの人の気持ちでしょう。しかし、その前にきちんと踏まえておきたいのが、「脱税」との区別です。では、一体この2つはどういう点が異なるのでしょうか。

今回は、「節税」と「脱税」の意味や違いなどについて解説していきましょう。

「節税」とは

節税

「節税」とは、「法律の範囲内で税負担を軽減させる行為」という意味の言葉です。国民の義務である税負担を、法が許す範囲においてなるべく軽くしようとすることを指します。
読み方は「せつぜい」で、「節税効果」「節税対策」のように使われます。

「節税」の「節」という字は、「竹についているふし、区切り」を表していますが、「控え目にする」「つつましくする」の意味もあります。一方「約」の字は、「まとめる、むすぶ」を意味しますが、やはり「控え目にする」の意味もあります。

「節税」と「脱税」の違いは、「適法か違法か」という部分にあります。後述するように、「脱税」が違法行為なのとは違い、「節税」はあくまで法で許された行為となっています。

「脱税」とは

脱税

「脱税」とは、「納税者が税の徴収を不正に免れること」という意味の言葉です。本来収めるべき税金の額を偽り、納税の義務から不正に逃れようとする行為を指します。
読み方は「だつぜい」で、「脱税容疑」「脱税事件」などのように使われます。

「脱税」の「脱」という字は、「子供の衣服をはなして脱がせる」さまを表しており、「ぬぐ」「ぬがす」の意味を持ちますが、この場合は「のがれる」の意味になります。

「節税」との違いは、上記のように、違法な行為であるという点にあります。「節税」が法律に則った行為なのに対し、「脱税」は意図的に所得の一部や全部を隠すなど、法律から逸脱した行為となっています。
そのため、脱税行為が認められた場合には、重加算税の賦課に加えて刑事罰も課されることになります。2つを使い分ける際には、このような点に注意してください。