社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

一般常識

お金や数値の単位「K」「M」「B」「T」の意味とは

お金や数値の単位「K」「M」「B」「T」の意味とは

お金や数値の単位「K」「M」「B」「T」の意味とは

数字を扱う際には、大抵の場合、さまざまな種類の単位が付いてきます。重さであれば「~g」、面積であれば「~ha」といった具合ですが、これらとは別に、数字に「K」や「M」などの記号を付けて表記する場合もあります。ビジネスシーンにおいては、特に金額の表記でよく見かけると思いますが、これらの単位は一体、どんな意味を表しているのでしょうか。

本記事では、数値の単位としてよく使われる「K」「M」「B」「T」の意味について説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

「K」とは

まずは「K」ですが、こちらは「kilo(キロ)」の頭文字を取った記号になります。「kilo」とは国際単位系における接頭辞(SI接頭辞)の1つで、上の図にある通り、基礎となる単位の千倍の量であることを示すために用いられます。国際単位系とは、重さや長さなどについての国際的な単位の体系のことで、接頭辞は、その単位の前に付けられる記号を指します。具体的には、「3kg」「3km」のように表記されますが、これらを別の数字で表すと、「3,000g」「3,000m」となります。ちなみに重さや長さの単位の前に使う場合は、小文字にするのが一般的です。

ビジネスシーンでは「K」はお金の単位としても使われており、意味は上記の場合と同様に、「千倍」です。この場合、例えば「300K」と表記されていれば、「300×1,000」で「300,000」つまり「30万円」ということになります。

「M」とは

「M」は、ビジネスシーンで使われる場合と、単位の接頭辞として使われる場合とでは、微妙な違いがあります。お金の単位として使われる場合の「M」は、上図のように「million」の頭文字になります。意味は「百万倍」で、例えば「2M」と書かれていれば、「200万円」を表すことになります。

一方、国際単位系における「M」は、「mega(メガ)」の頭文字で、「基礎となる単位の百万倍」を表します。例えば、「1MW= 1,000,000ワット」「1MHz= 1,000,000ヘルツ」といった具合です。これに対し、「メートル」を指す場合は、小文字で表すのが一般的です。

「B」とは

「B」の場合は、ビジネスシーンなどでお金の単位として使われることはありますが、「K」や「M」などとは違い、国際単位系の接頭辞として使われることはありません。お金の単位としての「B」は、「billion」の頭文字であり、「10億倍」を意味します。ですので、「1B」と表記されていれば、「10億円」を表すことになります。

「T」とは

「T」も「M」同様、お金の単位として使われる場合と、SI接頭辞として使われる場合では少々内容が異なります。お金の単位としての「T」は、上図のように「trillion(兆)」を表しています。例えば「5T」という表記であれば、「5兆円」ということになります。

SI接頭辞の場合は「tera(テラ)」の頭文字で、「基礎となる単位の1兆倍」を表します。例えば「1TB」なら「1,000,000,000,000バイト」といった具合です。一方、重さの単位として使われる場合は「ton(トン)」の頭文字であり、この場合は小文字で書かれます。

お金や数値の単位「K」「M」「B」「T」の意味とは

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします