一般常識
「代替案(だいたいあん)と(だいがえあん)」の違いと読み方
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「代替案(だいたいあん)」と「代替案(だいがえあん)」の意味の違いと正しい読み方
「早急に代替案を練るように」など、「代替案」という言葉は普段でもよく使われます。しかし、その読み方については、「だいたいあん」か「だいがえあん」かで迷うという人も多いのではないでしょうか。果たして「代替案」の正式な読みは、「だいたいあん」と「だいがえあん」のどちらなのでしょう。
今回は、この点について詳しく解説していきたいと思います。
代替案(だいたいあん)
「代替案」とは、「すでに発表されたり、提出されたりしている案に代わる案」という意味の言葉です。「代替案を用意する」のように使われます。「代」は「かわりになるもの」を表し、「替」は「前のことをやめて、新しく別のことを行う」などを表します。
「だいたいあん」は、「代替案」の正しい読み方になります。
「代」は音読みでは「だい」「たい」と読み、「替」は音読みで「たい」と読まれます。熟語は基本的に音読み同士で読むというルールがあるので、「代替案」も一般的に、「だいたいあん」が正式な読み方として使われています。
一方の「だいがえあん」は、後述するように、本来は正式な読み方ではありません。
代替案(だいがえあん)
「だいがえあん」という読み方は、上で述べたように、「代替案」の正式な読み方ではありません。本来は間違いにあたる読み方ですが、現在はこちらの読みを使うケースも増えています。「代替案」の「替」という字は、音読みでは「たい」ですが、訓読みでは「かえる」「かわる」と読まれます。
「代替」を「だいがえ」と読むようになったのは、「代替わり」という言葉が影響していると思われます。「代替わり」は「だいがわり」と読むことから、「代替」も「だいがえ」と誤読されるようになったというわけです。また、「だいたい」と読む熟語は他にも「大体」や「大腿」など多くあることから、「だいがえ」の方が分かりやすいという意見も存在します。ただ、こちらはあくまで誤読のため、なるべく使わない方が無難でしょう。
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