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「名目GDP」と「実質GDP」の意味の違い

「名目GDP」と「実質GDP」の意味の違い

名目GDPと実質GDPの意味の違い

「GDP」という言葉は、経済ニュースなどで頻繁に耳にする言葉です。それに関連して、「名目GDP」や「実質GDP」という言葉もよく聞かれます。しかし、これらの用語の意味を正確に言える人は、そう多くないかもしれません。
そこで今回は、「名目GDP」と「実質GDP」の意味の違いについて、詳しく解説していきます。

名目GDPとは

「名目GDP」とは、「その年の経済活動の水準を算出したもの」のことです。そもそも「GDP」とは、「Gross Domestic Product」の略で、日本語では「国内総生産」と訳されます。GDPは、一定期間内に日本国内で生み出された、商品やサービスなどの付加価値の合計を指しています。例えばパン屋で作られるパン(生産物)をすべて金額で評価し、合計したものから原材料費や光熱費等を控除したものが、GDPとなります。

「名目GDP」とは、GDPをその時点での市場価格で評価したものを言います。さきほどのパン屋の例で言うと、作られたパンの価格を単純に合計したものが、「名目GDP」にあたります。「名目GDP」は、物価の変動も反映されるのが特徴です。

もう1つのGDPである「実質GDP」の意味や、「名目GDP」との違いについては以下で見ていきましょう。

実質GDPとは

「実質GDP」とは、物価の変動による影響を取り除き、その年に生み出された商品やサービスの本当の価値を算出したGDPを言います。物価変動の影響を差し引いた、実質的な生産物の価値を表しているため、「実質GDP」と呼ばれます。

「実質GDP」が用いられるのは、経済成長率を確認する時などです。このような場合には、物価の変動を反映した金額ベースの「名目GDP」では、正確な評価ができません。それに対し「実質GDP」であれば、生産物の数量ベースでの計算となるため、消費の増加分を正しく評価することができます。このように、実体的な経済活動の規模を探る場合には、実質GDPが評価に使われます。

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