ビジネスモデル
フロービジネスとストックビジネスの意味と違い
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フロービジネスとストックビジネスの意味と違いとは
ビジネスを「収益の上げ方」という視点から見た場合、主に2つに分類することができます。その2種類とは、「フロービジネス」と「ストックビジネス」です。ビジネスについて考える上では、この2つの特徴や違いを知っておくことは、非常に重要な意味を持ちます。
しかし、実際には言葉くらいは知っているものの、詳しい内容については、どちらもよく分からないという人も多いでしょう。
そこで本記事では、「フロービジネス」と「ストックビジネス」の意味や違いについて、わかりやすく解説していきたいと思います。
フロービジネスの意味とは
「フロービジネス」とは、簡単に説明すると、「都度の取引によって収入を上げるスタイルのビジネス」のことです。「フロー」とは、英語の「flow」のことで、これには「(絶え間ない)流れ」や「流れ出る」の意味があり、「キャッシュフロー」などのように使われます。
具体的に言えば、居酒屋やコンビニといった小売り業が、「フロービジネス」の代表的なものにあたります。そのほか美容室やWeb制作会社、士業の単発契約なども該当し、一般的なビジネスの多くは、「フロービジネス」であると言うことができます。
顧客との関係が一時的なものにとどまる上に、上の図のように季節や流行といった外的要因に売上が左右されやすいという特徴もあり、収益は比較的安定しにくくなっています。この点は、後述する「ストックビジネス」との大きな違いになります。その一方で、爆発的な売上を上げる可能性もあるという特徴もあります。
ストックビジネスの意味とは
「ストックビジネス」の「ストック(stock)」とは、「蓄える」や「蓄積」を意味する単語です。つまり「ストックビジネス」は、「蓄積型の収入構造を持つビジネス」であると言うことができます。もう少し詳しく言うと、「顧客を囲い込んで継続的なサービスの提供を行うことにより、長期的に収入を上げていこうというスタイルのビジネス」ということになります。
具体的には、携帯電話料金や店舗用マットレンタル、会員制フィットネスジムなどが例として挙げられます。
「ストックビジネス」の特徴は、「フロービジネス」とは違い、顧客との関係が継続的である点にあります。これにより、長期に渡って収入が確保できるので、一定数の契約さえ取れれば、収益が安定しやすくなっています。
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