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フロービジネスとは?メリット・デメリット4選

フロービジネスとは?メリット・デメリット4選
ビジネスは、見方に応じてさまざまな種類に分けることができます。「フロービジネス」と呼ばれるものは、ビジネスを収益の上げ方によって分類したものの一種ですが、一般的な仕事の多くがこれに当てはまります。では、「フロービジネス」とは具体的にどのようなビジネスを指すのでしょうか。
社会人としてはきちんと知っておきたいところですが、実際には詳しい意味合いなどをつかめていないという人も多いでしょう。

そこで本記事では、そうした人のために、「フロービジネス」の意味や特徴、メリット・デメリットなどについて解説していきたいと思います。

フロービジネスとは

「フロービジネス」とは、簡単に言えば、「その都度ごとの取引によって収入を上げていくスタイルのビジネス」のことです。「フロー」とは英語の「flow」のことで、「流れ」「流動」を意味する単語になります。企業活動における現金の流れを「キャッシュフロー(cash flow)」と呼びますが、この「フロー」と意味合いは同じです。

例えば不動産売買などは「フロービジネス」に該当します。不動産売買の場合、数年単位で不動産を買い換える方もいますが、ほとんどの方は一生のうちに1,2度程度しか不動産を購入または売買しません。そのため単発の売買と言ったことから「フロービジネス」に該当します。

一方、これに対して一度の契約で継続して対価を得るビジネスは、「ストックビジネス」と呼ばれています。
「ストックビジネス」の代表例としては同じ不動産でも賃貸ビジネスなどが該当します。
こちらは、一度契約すれば継続的に一定の家賃収入が得ることができます。他にも携帯電話の通信契約や税理士の顧問契約、定額動画配信サービスなども継続的に収益を上げられるビジネスモデルですので「ストックビジネス」に該当します。

「フロービジネス」には他にも、レストランなどの飲食店やコンビニなどの小売店、工務店、美容室、またWeb制作会社や士業の単発契約が、あたります。また、AmazonなどのECサイトも「フロービジネス」と呼ぶことができます。

「小売業は常連客がいるのでストックビジネスなのでは?」
「美容室なども固定客がつきやすいのでストックビジネスなのでは?」
と思う方もいるかと思いますが、ストックビジネスは基本的に契約に基づき定期的に費用を支払うビジネスモデルです。
そのためレストランやコンビニ、美容室などでは基本的に契約を結び常連客となるわけではないため「フロービジネス」に該当します。

フロービジネスとストックビジネスの意味と違い

ストックビジネスとは?メリット・デメリット4選・ストックビジネス事例15選

メリット・デメリット

上では「フロービジネス」の意味について見ましたが、そのメリットとデメリットについても知りたいところです。大まかに言うと、フロービジネスは短期的な収益化に優れている一方で、収益の安定性などには不安があります。詳しくは、以下の項目で説明していきましょう。

メリット

収益を上げるまで時間がかからない

フロービジネスのメリットの1つとして、「収益を挙げるまでの時間が比較的短い」ということがあります。

これは飲食店の新規開店のケースで考えるとわかりやすくなりますが、新しくオープンしたお店には人々の注目が集まりやすく、集客も見込めるため、その分短期間で多くの収益を上げることができます。これは、新装開店やセールなどの場合についても同様です。このように、努力や取り組みがすぐに収入に反映される点は、フロービジネスの大きな利点であると言えます。

大きな収益を上げやすい

「大きな収益を上げられる可能性がある」ということも、フロービジネスのメリットの1つです。

携帯電話や定額動画配信サービスなどの「ストックビジネス」では月々、数百円から数万円程度と比較的安価なのが一般的です。もちろん長期にわたり利用されることで大きな収益を有無ことも可能ですが、短期間で大きな収益を上げることが難しいと言った点があります。

一方、フロービジネスは上記のように即金性が高いことから、商品を売れば売るほど儲かる仕組みとなっています。例えば、不動産などは販売すれば一度に数千万、数億円と言った大きな収益を上げることも可能です。

デメリット

安定した収益が見込みづらい

素早い収益化が見込める一方で、フロービジネスには「収益が安定しにくい」というデメリットがあります。

上でも述べたように、このビジネスは単発の仕事を積み重ねるスタイルのため、なかなか継続した安定収入が得られません。飲食店などであれば常連客は存在しますが、契約があるわけではないので、ふいに関係が切れてしまう可能性も高くなっています。また、季節や天候、流行などの要因で売り上げが大きく増減するという難点もあります。

営業力が求められる

フロービジネスのデメリット、2つ目は、「営業力が必要になる」ということです。

何度も述べているように、フロービジネスは、一度きりの仕事を次々にこなすスタイルのビジネスになります。今回顧客となった人や会社が、次も顧客になってくれるとは限りません。そのため、都度の顧客を獲得するのに、継続した努力が必要になります。言い換えれば、営業力なしに経営の存続は不可能ということです。
こうした部分は、不動産賃貸業のようなビジネスには見られない難点であると言えます。