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「中東」「中近東」「UAE(アラブ首長国連邦)」の意味と違い

「中東」「中近東」「UAE(アラブ首長国連邦)」の意味と違い

「中東」「中近東」「UAE(アラブ首長国連邦)」の意味と違いとは

「中東」という言葉は、ニュースなどでおなじみのものでしょう。一方、これと似た言葉で、「中近東」というものを聞いたことがあると思います。一体この2つには、どのような違いがあるのでしょうか。大抵の人にとっては、今一つ分かりづらい問題かもしれません。

そこで今回は、「中東」と「中近東」の意味や違いに加え、「UAE(アラブ首長国連邦)」との違いについても詳しく解説していきたいと思います。

「中東」とは

中東

「中東(ちゅうとう)」は、英語の「Middle East」の訳語です。かつては「ヨーロッパから見た極東(日本や東南アジアなど)と近東(バルカン諸国やトルコ、シリアなど)の間の地域」を意味していましたが、現在では「西アジアとアフリカ北東部の地域の総称」を指すようになっています。

「中東」の語は、第二次世界大戦後に使われるようになりました。具体的には、地中海東岸および南岸に隣接する諸地域を指し、東はアフガニスタン、イランから西はモロッコまで、北はトルコから、南はイエメン、スーダン、サハラ砂漠までを含みます。ただ「中東」の詳しい定義はなく、含まれる地域は場合によって微妙に異なるのが実際のところです。

「中近東」との違いについては、以下で詳述しましょう。

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「中近東」とは

中近東

「中近東(ちゅうきんとう)」とは、「中東と近東の総称」という意味の言葉です。英語では、「Near and Middle East」と呼ばれます。ヨーロッパから見た極東を除く東方地域のことで、通常はリビアからアフガニスタンまでの北アフリカと、西アジアの地域を指しています。

「中近東」は、歴史的には19世紀後半から第一次世界大戦にかけてよく使われていた用語で、この時代は現在とは違い、「中東」よりも一般的でした。現在では、世界的に「中近東」の用語が使われることは少なく、同じ地域を表す言葉として「中東」が多く使用されています。

これらのことからわかるように、「中近東」と「近東」には、実質的な違いはありません。ですので、特に場面に応じて使い分ける必要もないと言えます。ただ、前述のように、一般的には「中東」の語の方が一般的に使われています。

「UAE(アラブ首長国連邦)」とは

UAE(アラブ首長国連邦)

「UAE(アラブ首長国連邦)」とは、アラビア半島東部にある、7つの首長国から成る連邦国家のことです。「首長国」とは、イスラム世界の君主の称号である「首長」が治める国という意味で、「UAE」はアブダビ、ドバイ、シャルジャなどの首長国から成っています。
石油資源に恵まれた「レンティア国家(天然資源の収入を政府が管理し、国民に利益を分配する国)」としても知られており、主要都市の1つであるドバイは、近年観光やビジネスの分野でも世界的に知名度を上げています。

「UAE」は、「中東」に含まれる一国家です。「中東」はさまざまな国や地域を指す言葉ですので、国名と混同しないよう気をつけましょう。

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