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「有給」「有休」の意味と違い
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「有給」「有休」の意味と違い
「有給」と「有休」の2語は、どちらも読みが「ゆうきゅう」で重なるだけでなく、意味合いも非常に似通っています。共に「有給を取得する」「有休を消化する」と同じように使われますが、何か区別のポイントなどはあるのでしょうか。あるとすれば、具体的にどの辺かが気になるという人も多いでしょう。
今回は、「有給」「有休」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、これらの使い分け方が知りたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
「有給」とは
「有給」とは、「給料が支払われること」「給料の支払いを受けること」という意味の言葉です。この場合の「給」の字は、「給料」を表しています。反対語は、「無給」になります。「ボランティアの仕事じゃないんだから、有給なのは当然だ」「家の手伝いとは言っても、きちんと有給で働いている」のように使われます。
また、「有給」は「有給休暇」の略語として使われることもあります。この場合は、「3日間有給を取ったので、久しぶりにのんびりできる」のように使われます。
「有休」とは、後述するように「有給休暇」の略という点で共通しますが、それ以外の意味も持つ点に違いがあります。「有給」の場合、「給料の支払いがあること」の意味が含まれる点が特徴です。
「有休」とは
「有休」とは、「有給休暇」を縮めた言葉です。出勤時と同様に賃金の支払われる休暇について言います。「有休を申請したら、忙しいから駄目だとはねつけられた」「退職するにあたって、最終出勤後に残っていた有休を消化する」「退職時の引継ぎは、有休消化期間を念頭に置いて行うのが重要だ」のように使われます。
このように、「有休」と「有給」は、どちらも「有給休暇」の略語である点で違いはありません。ただ、上記のように「有給=給料の支払いがあること」も意味することから、「有給休暇」の略語としては、本来「有休」を使うのが正しいとする見方もあります。
しかし、実際はどちらを使っても間違いではなく、事実厚生労働省のWebサイトにおいても、「有給休暇」の意味で「有休」「有給」の両方の語が使われています。
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