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一般常識

「高波」「津波」「高潮」の意味と違い

「高波」「津波」「高潮」の意味と違い

高波・津波・高潮の意味と違いとは

天気予報を見ていると、しばしば「高波」という言葉を耳にします。一方、この「高波」と似た言葉に「津波」と「高潮」がありますが、この3つは具体的にどう違うのでしょうか。気象に詳しくない人にとっては、あまりなじみのないことかもしれません。

そこで今回は、「高波」「津波」「高潮」の意味や違い、使い分け方などについて解説したいと思います。

高波とは

高波

「高波」とは、文字通り「高い波」という意味の言葉です。主に強風によって発生する、高く盛り上がった波を指します。読み方は、「たかなみ」です。「強風による高波の被害は予想以上だった」「今夜は高波に対する警戒が必要だ」のように使われます。

「高波」の原因は、主に発達した低気圧による強風となっています。「何メートル以上」という具体的な基準はありませんが、気象庁や気象台では、波浪注意報や波浪警報を出す基準が決められています。例えば横浜地方気象台の場合、相模湾の予想される波高が、注意報は1.5m、警報は3.0mとなる際に出されるようになっています。

「津波」などとの違いや使い分け方については、以下で見てみましょう。

津波とは

津波

「津波」とは、「地震や海底火山の噴火などによって生じる波長の長い波」という意味の言葉です。読み方は、「つなみ」になります。「地震による津波のおそれはないようだ」「この地域は、たびたび津波の被害に襲われている」のように使われます。

「津波」の原因は、前述のように地震が主です。海底地震の際の地殻変動によって生じる、数百㎞にも及ぶ非常に波長の長い波を指しています。そのため、「地震津波」などとも呼ばれます。
こうした波は、海岸に近づくと急速に波高を増大させ、港や湾内で異常に大きくなるのが特徴です。場合によっては、20~30mの高さにも達しますが、その状況は湾の形状によって大きく左右されます。

このように、「津波」は主に地震で発生する波を指すという点が、「高波」との違いになります。

高潮とは

高潮

「高潮(たかしお)」もまた、海の波が沖合から盛り上がり、海岸や沿岸部へ押し寄せるという現象を指します。その点は「高波」や「津波」と違いはありませんが、原因において違いがあります。

「高潮」の原因は、主に台風や低気圧による海面の「吸い上げ効果」にあります。これは、低気圧周辺の気圧の高い空気が海面を押し、同時に中心部の気圧の低い空気が海水を吸い上げることで、波を高く盛り上げるという効果です。また、低気圧による強風が持つ「吹き寄せ効果(強風が海岸に向けて吹くことで、海岸付近の波が盛り上がる効果)」も、「高潮」の発生原因となります。

このように、「高潮」は主に「低気圧による吸い上げ効果」を原因とする点に、「高波」や「津波」との違いがあります。