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「執務」「業務」「職務」「公務」の意味と違い

「執務」「業務」「職務」「公務」の意味と違い

「執務」「業務」「職務」「公務」の意味と違いとは

「執務」「業務」「職務」「公務」の4語は、いずれも「仕事」に関する言葉です。4つともそれぞれ意味が重なるところがあり、使い分けに迷うことも多くなっていますが、どのように区別すべきなのでしょうか。
今回は、「執務」「業務」「職務」「公務」の意味や違い、使い分けのポイントなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「執務」とは

執務

「執務」とは、「事務を取ること」「仕事をすること」という意味の言葉です。主にデスクワークについて取り扱うことを指します。読み方は「しつむ」で、「今日は午後6時まで執務していた」「社長はずっと執務室にこもったままだ」のように使われます。

「執務」の「執」という字は、「ものごとをとり行う」の意味になります。「務」の字は、「なすべき仕事」「はたらく」などの意味を持ちます。

「業務」との違いは分かりづらいところですが、「業務」が「仕事」について言うのに対し、「執務」は「仕事を行う」ことを意味する点で使い分けられます。例えば「執務する」とは言いますが、「業務する」とは言いません。また、「執務」は一般的な事務ではなく、どちらかというと公務員や政治家秘書のような、公的なニュアンスの仕事について使われる点も特徴です。

「業務」とは

業務

「業務」とは、「日常継続して行われる職業上の仕事」という意味の言葉です。主に就いている職業で、日々行っているような内容の仕事について言います。読み方は「ぎょうむ」で、「いつも通りの業務をこなす」「業務日誌をつける」「業務の一部をアウトソーシングする」のように使われます。

「業務」の「業」の字は、「仕事」を意味しています。

「執務」との違いは、上記のように「執務」が「仕事を行う」ことを表すのに対し、「業務」は「仕事」を表すという点にあります。また、「業務」の場合は公的なデスクワークだけでなく、さまざまな職種で使われる点も、「執務」との違いになります。

「職務」とは

職務

「職務」とは、「その人が担当している仕事」という意味の言葉です。働いている職場で、行うべきつとめとしてその人が受け持つ仕事を言います。読み方は「しょくむ」で、「治安を守るのが警察官の職務だ」「職務を放棄して個人的な用事を行うことは許されない」「新聞記者の職務柄、人脈は幅広い」のように使われます。

「職務」の「職」という字は、「役目」「任務」「義務」といった意味を持ちます。

「職務」と「業務」の違いも分かりにくいものですが、「部署としての仕事を指すか個人としての仕事を指すか」という点で使い分けられます。「業務」の場合は「部署単位の仕事」を意味しますが、「職務」の場合は「個人が受け持つ仕事(または職業上のつとめとして受け持つ仕事)」を意味するようになっています。ですので、個人の経歴書に関しては、「職務経歴書」の名称が当てられています。

「公務」とは

公務

「公務」とは、「おおやけの仕事」という意味の言葉です。国または公共団体の仕事について言います。読み方は「こうむ」で、「首相は夏季休暇を終えて公務を再開した」「忙しい公務の合間を縫って、地元校の応援に甲子園へ駆け付けた」のように使われます。

「公務」の「公」という字は、「おおやけ」「政府」、「官庁」、「国家」などを意味しています。
「職務」「業務」との違いは、「どういった仕事を指すか」という点にあります。「職務」「業務」が一般のビジネスなど幅広い仕事を含むのに対し、「公務」は「公務員の仕事」にしか使われない点が特徴です。