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一般常識

数字の強弱「○○弱・○○強」の意味と使い方、例文

数字の強弱「○○弱・○○強」の意味と使い方、例文

数字の強弱「○○弱・○○強」の意味と使い方、例文

「強」や「弱」という言葉は、名詞としての役割のほかに接尾語としての役割も持ちます。この場合数量を表す語の後に付けられ、「100メートル強」のように使われますが、一体どのような意味を表すのでしょうか。よく目にはするものの、詳しい意味合いとなると説明しづらい部分も少なくありません。

そこで本記事では、数字や時間などに使われる際の「強」「弱」の意味や使い方について解説していきます。また、震度に使われる場合の「強」「弱」の意味や使い方も併せて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

数字の「強」「弱」の意味と使い方

数字に「強」や「弱」を付けて使う時の意味合いは、次のようなものです。

理解しやすいように、「100」を基準として考えてみましょう。「100強」という時には、「100を少しばかり超える数字」という意味合いになります。たとえば105や108といった数がこれに該当しますが、「8」や「5」などの端数は特に重要でないこともよくあります。そうした時に大まかな数の表現として、「100強」と使うわけです。

一方、「100弱」という場合には、「100をやや下回る数字」という意味合いになります。96や98などがそれで、これも大体の数字のみ知りたいという場合に、端数を切り捨てた表現として使われます。

つまり、目安となる数字より少し大きい場合は「強」を、少し小さい場合は「弱」を使うということになります。この使い方は、ほとんどの単位に当てはめることが可能です。
「1時間強」と言えば1時間5分や1時間10分などを、「1メートル弱」と言えば、93センチや97センチなどを表すようになっています。

ただ、「強」「弱」がどれだけの範囲まで含むかということについては、人によって解釈の違いがあります。たとえば85も「100弱」に該当するという人もいれば、「100弱」と言えるのは90くらいまでという人もいます。この点については、少々注意が必要です。

それでは、数字における「強」「弱」の使い方を例文で見てみましょう。

  • 〈例文1〉ダイエットの甲斐あって、80kg強だった体重が75kgまで落ちた。
  • 〈例文2〉ここから自宅までの距離は、200メートル弱といったところだ。
  • 〈例文3〉彼は約束の時間になってもやってこず、結局1時間弱待たされた。

震度における「強」「弱」の意味と使い方

震度に対して「強」「弱」を使う場合、数字などに対するのとは全く異なる意味合いになります。

気象庁が設定した震度は0から7までですが、このうち「震度5」と「震度6」に関しては、それぞれさらに「弱」と「強」に区分されています。「震度5弱」と「震度5強」、「震度6弱」と「震度6強」という具合ですが、これは同じ「震度5」「震度6」であっても場所により被害状況が異なる場合が多かった(三陸はるか沖地震など)ことから、正確な被害判定を行うため、1996年(平成8年)4月に現在の形に改めたというのが経緯です。この場合の使い方は、以下の例文のようになります。

  • <例文1>震度5強になると、揺れは恐怖を感じるほど強くなる
  • <例文2>震度6弱の揺れでは、何かにつかまらずに立っていることは難しい
数字の強弱「○○弱・○○強」の意味と使い方、例文

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