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一般常識

「広聴」と「公聴」の違い

「広聴」と「公聴」の違い

広聴と公聴の違いとは

行政機関などが市民から意見を募ることを、役所の言葉で「広聴」と言います。
その一方で、この他に「公聴」という表記を目にすることもあるでしょう。一体この2つには、どういった違いがあるのでしょうか。一般的に使う場合は、どちらの表記を用いるべきかも知りたいところです。

そこで今回は、「広聴」と「公聴」という2つの表記について、それぞれの意味や違いを詳しく解説していきます。

広聴とは

広聴とは、県や市などの行政機関が、一般市民から意見や要望を募集して聞くことを言います。文字通り、「(意見・要望を)広く聴く」という意味の言葉です。

行政と市民がうまく連携を取り合い、一体となって地域問題に取り組む上で、両者の情報共有は欠かせません。そのためにあるのが「広聴制度」で、現在この制度は、さまざまな自治体で取り入れられています。広聴制度によって、市民は日々の生活で感じる不満や意見、要望といったものを、自治体に直接伝えることができます。市民の声を行政に直接届けることができる広聴制度は、今後も注目が大きくなるものと見られています。

一方、広聴と「公聴」との違いについては、以下で見ていきましょう。

公聴とは

公聴とは、行政機関などが一般から意見や要望を聞き募る際に使う言葉です。文字通り、「おおやけの意見を聴く」ということを意味しています。「広聴」との意味の違いはほとんどなく、多くの辞書でも、両者の説明内容はほぼ同じとなっています。行政機関においても、どちらも「行政に対する国民や住民の意見・要望を聞く活動」という内容の、同義の言葉として扱われているのが実情です。

その一方で、使われる頻度にはやや違いがあります。上のような意味では、どちらかというと公聴よりも、「広聴」の方が使われる機会が多くなっています。公聴という言葉が使われるのは、行政機関が重要事項を決定するにあたり、学識関係者などから意見を聞くための「公聴会」に限ることが一般的です。こうしたことを踏まえておくと、文章に書く際に使い分けがしやすいでしょう。