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「インセンティブ」「歩合」「報奨金」の意味と違い

「インセンティブ」「歩合」「報奨金」の意味と違い

「インセンティブ」「歩合」「報奨金」の意味と違いとは

会社に勤めている人にとって、給料などお金に関することは、最も大きな関心事の1つでしょう。ところで給料以外に支払われるお金として、最近では「インセンティブ」という言葉を聞くことも多くなりました。この「インセンティブ」とは、一体どのような意味を持つのでしょうか。「歩合」や「報奨金」などとの違いについても気になるところです。

そこで今回は、「インセンティブ」「歩合」「報奨金」の意味と違い、使い分け方などについて解説したいと思います。

「インセンティブ」とは

インセンティブ

「インセンティブ」とは、英語で「刺激」や「動機」を意味する「incentive」から来た外来語です。日本語では、「その人のやる気や意欲を掻き立てるために、外部から与えられる刺激、動機付け」といった意味を持ちます。
この場合は、「社員の仕事へのインセンティブを高めるために、フレックスタイム制を導入しよう」「年功序列のシステムは、社員のインセンティブにはマイナスに働くこともある」のように使われます。

「インセンティブ」はまた、上の意味から派生して、「報奨」の意味も持ちます。具体的には、営業マンに売上目標を達成させるため、会社が用意する臨時報酬などがこれにあたります。この場合は、「実績に応じてインセンティブが支給される」のような使い方がされます。

「歩合」などとの違いや使い分け方については、以下で見てみましょう。

「歩合」とは

歩合

「歩合」とは、「ある数と他の数との割合」という意味の言葉ですが、「取引高、売上高などに応じた手数料や報酬」といった意味もあります。この場合、「歩合として2割いただく」「この会社の給料は歩合制となっている」のように使われます。

「歩合」と「インセンティブ」の違いは、報酬の設定のされ方にあります。すなわち、「インセンティブ」が目標を達成した際に与えられるのに対し、「歩合」は実績1件あたりいくらと、前もって割合が決められているのが違いです。
歩合制の場合、基本給にプラスして歩合給を受け取るのが基本ですが、完全歩合制の場合は歩合給のみ支払われるようになっています。

ただし、「インセンティブ」と「歩合」は意味が非常に似ていることから同じ意味で使用されることも往々にして存在します。

「報奨金」とは

報奨金

「報奨金」とは、「勤勉や勤労を称え、さらなる努力を奨める意味で贈られる金品」といった意味の言葉です。「報」は「むくいる」を意味し、「奨」は「はげます」「ほめて力づける」などの意味を持ちます。「ノルマ達成のあかつきには報奨金を支給する」「捜査特別報奨金制度」のように使われます。

「報奨金」と「インセンティブ」は、実質的に意味の違いはありません。前述のように、「インセンティブ」は本来「動機」などの意味を持つ言葉ですが、日本では「報奨」の意味で使われることが多くなっています。そのため、基本的にはどちらも同じような使い方をすることができます。
ただし、こまかい内容については会社ごとに異なる場合があるため、面接などの際には違いがあるのかよく確認しておくことが必要です。