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ビジネス知識

出社と出勤・退社と退勤の違い

出社と出勤・退社と退勤の違い

出社と出勤・退社と退勤の違いをしっかりと理解する

出社と出勤。同じような言葉ですが意味は少し違ってきます。それに加えて対義語である退社と退勤の意味も違ってきます。

そのため似ている言葉ではありますが、間違って使っていると相手は別の意味で捉えてしまう場合もありますので正しく使い分けられるようにしましょう。
ここでは出社と出勤、さらには退社と退勤の違いについてご説明していきます。

出社と出勤の違い

結論から言えば、会社に出てくるのが「出社」で、仕事を始めるが「出勤」になります。
仮に勤務時間が9時から18時とし、仕事をしていないなくとも8時から早めに会社についている方の場合には出社時間は8時で、出勤は9時からとなります。

つまり、出社はあくまでも会社についた時間のことで、出勤は仕事についた時間になります。

2つの例を使いもう少し分かりやすくその違いを説明すると。

直行の場合も出勤はしている

営業の方などは直行と呼ばれる会社に立ち寄らず自宅から営業先に直接向かうケースも多いと思います。
そんな場合、上記で説明した通り会社には出ていないため出社していないことになりますが、勤務はしていますので出勤していることになります。

また、遅刻をした場合は、勤務時間を過ぎているのに出社していないと言うことになります。

在宅勤務の方も出社はしていなくても出勤はしている

近年増えてきていると言われている在宅勤務。会社など特定の場所で働かず自宅などで仕事をされる方の場合は会社に出社はしていませんが、仕事を始めた時点で出勤していることになります。

退社と退勤の違い

出社と出勤の対義語である退社と退勤も同じような違いがあり、会社を出るのが「退社」であるのに対して、「退勤」は仕事を終えたことを表しているため別の意味になります。

営業が16時に会社を出て、定時の18時に取引先から会社に戻らずそのまま自宅に帰る場合、会社を出た16時が退社時間になりますが、外出中も仕事をしていますので、退勤時間は18時ということになります。

在宅勤務の場合も同様で自宅で仕事をしていますので退社はありませんが、仕事を終えた時点で退勤となります

勤務先で言い方が違う

一般の企業に勤められている場合は会社に到着した時が出社で、会社を出た時が退社になります。
しかし税務署勤めの方などの場合には「会社」ではなく「官庁」になりますので「登庁」や「退庁」になります。また、研究所などに勤めている方は「出所」や「退所」となります。
しかし勤務していると言う意味では一般の会社と違いはありませんので、税務署や研究所であっても「出勤」や「退勤」となります。

退社には別の意味がある

退社は会社を出たことを表す意味ですが、唯一「退職」と同じように会社を辞めたと言った別の意味を含んでいますので注意が必要です。
そのため、「本日を持って退社させていただきます」と言っても間違いではありません。

また、退社や退職以外にも退勤や帰社など似た言葉がありますが、それは「退勤・帰社・退職・退社の違い」に記載がありますので時間がある時に合わせて呼んでいただければと思います。

まとめ

「出社」は会社にくること、「出勤」は仕事をはじめること。そして「退社」は会社から出ること、「退勤」は勤務を終えることになります。
非常に似ている言葉であるため間違って使ってしまいがちですが、それぞれ意味が違いますので、相手に誤解を与えないように注意して使い分けましょう。

出社と出勤・退社と退勤の違い

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