コミュニケーション
退勤・帰社・退職・退社の違い
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電話対応するなら知っておきたい!退勤・帰社・退職・退社の違い
社会人になり最初に覚える業務と言っても過言ではないのが電話対応。担当者宛てに取引先などからかかってきた電話を取り次ぐ業務ですが、必ずしも担当者がその場にいるとは限りません。営業や休憩などで外出していることもあれば、休暇中の場合もあります。
しかしそんな時に退職や退社、退勤さらには帰社といった言葉で悩んでしまうことも多いと思います。
今回はそれらの言葉の違いについてご紹介していきます。
退社・退勤・帰社・退職の違い
退職とは
退職とは、言葉の通り「職」を「退く(しりぞく)」こと。つまり、退職届と同じで会社を辞めたことを意味します。
電話対応ですでに担当者が辞めてしまっている場合には「○○は昨年の3月で退職しました」や「○○は退職しておりますので、別の担当者からご連絡させていただきます」などと使います。
帰社とは
帰社とは、「帰る」・「会社」の文字通り、会社に帰ってきたことを指します。つまり他の言葉と違い、外出や休憩から会社に戻ってきたことを指します。
「本日、帰社予定はございません」や「17時に帰社予定となっております」と表現するのが正しい対応となります。
退勤とは
退勤とは、勤務状態から離れる意味です。つまり、仕事を終えた意味を持ちます。
ただし、詳しい内容は下記にてご紹介致しますが、他の言葉とは違い電話対応であまり使われることはありません。
退社とは
退社とは、「社(会社)」を「退(しりぞく)」と言う意味になります。
つまり、上記の「退職」である会社を辞めた意味と「退勤」である今日の業務を終了したと言う意味の両方を持ちます。
そのため「退社致しました」や「すでに退社しております」だけではどちらともとれてしまいます。
退社と言う言葉を使い対応する場合には前後の言葉でその意味を相手にはっきりと伝える必要があります。
「本日は退社致しました」であれば、今日の業務を終了し会社を出ていると言う意味になります。一方、「3月末に退社しております」であれば、3月末で会社を辞めた意味になります。
退勤は電話対応で使われない
退勤とは先程記載したように「勤務状態から離れる」といった意味を持ちます。つまり、営業で外出している場合も、休憩時間に外出している場合も勤務していますので正確には退勤とはなりません。
つまりお昼休憩で外出している場合に「先程、退勤致しました」と表現するのは本来の意味は違い、厳密には間違った表現になります。
もちろん、定時になり業務を終えて帰った場合に「先程、退勤致しました」であれば問題ありません。
それぞれ違いの復習と間違った対応の仕方
「退職」は会社を辞めたこと、「帰社」は会社に戻ってきたこと、「退勤」は勤務状態ではなくなったこと、「退社」は辞めたことと帰ったことの両方の意味を持つ言葉になります。
戻ってきた場合には「帰社」、辞めた場合や帰った場合の両方の意味を持つ「退社」の2つを覚えておけばほとんどケースに対応できますので最低限この2つは覚えておきましょう。
本日は退職致しました
退職は仕事を辞めた意味になりますので「本日は退社致しました」と表現しましょう。
すでに退社致しました
辞めた意味と帰った意味の両方になりますので「本日は退社致しました」または「昨年末に退社致しました」と相手にはっきりと違いが分かるように伝えましょう。
すでに帰社しております
「○○さんはお戻りですか」に対しての対応であれば問題ありませんが、帰ったことを伝えるのであれば「先程退社しております」と電話では伝えるようにしましょう。
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