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一般常識

キャッシュレスとは?キャッシュレス化のメリットとデメリット27選

キャッシュレスとは?キャッシュレス化のメリットとデメリット

キャッシュレスとは?キャッシュレス化とは?

キャッシュレスとは硬貨や紙幣などの現金を使わずに物やサービスの費用を支払うことです。つまり、現金を使わずに決済がされれば全てキャッシュレスということになります。
また、キャッシュレス化とは現金でのやり取りからキャッシュレスでの取引ができるようになることです。

詳しくは「全3分類10種類のキャッシュレス」に記載させていただきましたが、キャッシュレス決済といってもクレジットカードやプリペイドカードなど代表的な物のほかにも小切手や手形と言った物など様々な種類があります。

経済産業省の発表によるとキャッシュレス化が最も進んでいる国は韓国、続いて近年ニュースなどでも取り上げられることの多い中国となっています。
しかし、キャッシュレス比率が約90%の韓国、約60%の中国にくらべ、日本はわずか18%前後に留まっています。つまり日本の約80%は現金でやり取りされており、先進国の中でもかなり遅れをとっているのが現状です。

日本のキャッシュレス化がここまで遅れている理由は様々ありますが、1つは日本の硬貨や紙幣の信用性が高いことにあります。
国によっては日本以上に偽札が出回っていることも珍しくありません。そのため現金の信用性が日本ほど高くありません。その点、キャッシュレス決済であれば、偽札を掴まされることがないため、使用する消費者側はもちろん、店舗側も安心して決済をすることができます。
また、キャッシュレス化が日本で進まない原因にはキャッシュレスシステムを導入する店舗が少ないこともあります。
上記のようなことが日本ではないことのほかに、キャッシュレスシステムの導入には費用がかかること、そしてキャッシュレス決済された売上が決済会社から店舗などに入金されるまでには数週間から1ヶ月前後かかることもキャッシュレス化が進まない原因となっています。

全3分類10種類のキャッシュレス

キャッシュレスのメリット

とは言え日本でもキャッシュレス化が徐々に進んできています。ここではキャッシュレス決済を利用するメリットとデメリットに加えてキャッシュレス化が進むことによって店舗や社会全体が得られるメリットとデメリットについても記載していきます。

現金を持つ必要がなくなる

人によっては財布が今にも張り裂けそうなほどパンパンになっているという方もいると思います。
キャッシュレス化が進むことで現金を持ち歩く必要がなくなります。そうなれば財布がかさばることはありませんし、場合によっては財布を持たずに買い物ができるようになるなどのメリットもあります。

ポイントの還元を受けられる

現金で支払っていてもポイントが貯まることはありませんが、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済であれば、ポイントが付くと言ったメリットがあります。

食費等だけでなく光熱費や通信費、日用品の購入など生活費の支払いをポイントの付くキャッシュレス決済に変更するだけで多くのポイントが貯まるようになります。仮に月にそれらの費用が10万円かかるとして1%のポイントが付くとすれば、月に1万円、年間で10万円のポイント還元を受けられることになります。

履歴の管理がしやすい

現金の方が管理しやすいという人もいると思いますが、「1週間で何にいくら使ったか」と聞かれると分からないという方も多いと思います。
クレジットカードはもちろん、電子マネーなどのキャッシュレス化をすることで自動的に履歴が残るようになりますので、手間をかけずにいつでも見たい時に履歴を見ることができるため、家計簿などをつけなくても自動的に管理できると言ったメリットがあります。

また、最近はクレジットカードや電子マネーと言った異なるキャッシュレス決済を利用していたとしても自動的に一元管理することが可能なアプリも登場していますので、「何にどのくらい使っているのか」「無駄な出費がなんなのか」などを分析することも容易になっています。

安全性が高い

現金は落としたり、盗まれてしまえば十中八九戻ってきません。
一方、電子マネーであれば紛失や盗難に気づいたら電話一本で利用を停止させることができます。また、クレジットカードなどでは一定の条件が付くものの不正利用されても補償してくれます。
そのためキャッシュレスには現金にない安全性があると言ったメリットがあります。

保険がついている

クレジットカードなどには付帯保険と呼ばれる無料で様々な保険サービスがついていることが多くあります。
例えば海外で病気をした場合や旅行先で相手に怪我をさせてしまった場合などにその一部または全てを補償してくれる海外旅行保険や自転車の事故や盗難等を補償してくれる自転車保険などが付いている物もあります。

もちろん、補償内容や補償範囲などはクレジットカードによって異なりますが、付帯保険としてついていればクレジットカードを持っているだけで、保険料を支払わなくとも補償を受けることが可能になるメリットがあります。

決済がスムーズ

コンビニなどで支払いに時間がかかり後ろの人達を待たせてしまったことやタクシーの支払いに時間がかかり同乗者を待たせてしまった経験は誰にでもあることと思います。

一方、キャッシュレス決済なら現金を出す必要がありませんし、店員もお釣り出す必要もありません。そのため現金の支払いに比べてキャッシュレスは支払いが早いと言ったメリットもあります。

支払いを先延ばしにできる

当然のことですが現金で支払えばお金が無くなってしまいます。しかし、クレジットカードなら支払いを先延ばしにできると言ったメリットがあります。
もちろん、スイカやパスモなど電子マネーは先払い、デビットカードなら購入と同時に引き落としになりますので全てのキャッシュレスで先延ばしにできるわけではありません。

企業同士の取引が月末締め翌月末払いと言った支払いを先にしているように、個人でも支払いを先延ばしにすることで現金を手元に長く残しておくことができます。

分割払いもできる

これもクレジットカードに限られた話ですが、分割払いができるのも大きなメリットです。
もちろん、分割する回数が多ければ手数料がかかりますが、2回までであればほとんどのクレジットカードで手数料がかからずに分割払いをすることができます。

「一度に支払えない」「今だけ安い」「今しか手に入らない」と言った商品やサービスを購入する場合でも分割払いをうまく利用すれば手数料をかけずに今すぐ購入することができます。

ATM手数料がかからない

銀行に振り込まれた給与を必要に応じてATMから現金として引き出している方もいると思います。また、中にはお財布にお金を入れておくと使ってしまうなどと言った理由から1万円など少額ずつ下ろして使っている方もいると思います。

しかしATMでお金を下ろす際には手数料がかかり、曜日や時間によっては200円以上の手数料がかかる場合もあります。
仮に月に5回、手数料200円をかけて下ろしているとすると月に1,000円、年間で14,600円、10年で146,000円の手数料を銀行に支払っていることになります。
もちろん、条件によっては手数料が無料の場合もありますが、常に無料の条件下で下ろせるわけではありません。

一方、キャッシュレス決済はそういった手数料がかからないと言ったメリットがあります。
現金のように、ATM手数料がかからない条件なども気にする必要もなくなりますし、給与日後に長蛇の列に並ぶ必要もなくなります。

海外でもそのまま使える

使用されている通貨が異なることから海外に行く際には日本円をその国の通貨に両替して持っていきます。
しかし両替には手数料がかかります。また、日本円から両替する時だけに手数料がかかるだけでなく、帰国後に日本円に戻す際にも手数料がかかります。さらに、両替所に行く必要もありますし、混んでいれば両替所に並ぶ必要も出てきます。加えて、硬貨などは持って帰ってきても使用できないばかりか両替することもできません。

一方、デビットカードやクレジットカードなどであれば、海外でもそのまま使用することができる物もありますので両替にかかる費用や手間もかからないと言ったメリットがあります。

犯罪の抑止効果

強盗や窃盗、ひったくりと言った犯罪は国内でも毎日のように起きています。
また、そういった犯罪は日本以上に海外では起きており、現金を持ち歩いたり店舗に保管していることがこういった犯罪が起きてしまう原因の1つとなっています。

一方、キャッシュレス化が進めば現金を目的にした犯罪が減少すると言ったメリットがあります。実際にスウェーデンではキャッシュレス化によって強盗などの発生率が90%以上減少したと言ったデータもあります。

日本は海外ほどそういった犯罪の件数が多くないと言われていますが、キャッシュレス化が進めばそういった犯罪がさらに減るだけでなく、自分自身も巻き込まれる可能性も減少すると言ったメリットがあります。

透明性が高くなる

キャッシュレスには上記のような犯罪以外にも脱税や裏金、マネーロンダリングなどの防止効果があると言ったメリットがあります。

現金でのやり取りは匿名性が高く誰から誰の手に渡ったのかが分かりません。一方、キャッシュレス化が進めば誰がいつ、どこで、いくら使ったのかが分かると言った透明性が高くなるためそういった犯罪も防止できる可能性があります。

現金を製造するコストの削減

普段、私達が使用している硬貨や紙幣を製造するにもお金がかかっています。原材料である銅やアルミなどは相場によって変動するため一概には言えませんが、1円玉は1枚あたり2円前後、10円玉は1枚あたり4円前後、100円は1枚あたり15円前後の製造コストがかかっています。また、紙幣も1枚あたり20円前後の製造コストがかかっています。
また、製造するコスト以外にもATMの維持管理や運搬費用、安全性を守るためにもコストなどもかかっています。

それらの費用は年間で数兆円にものぼるといわれており一部は税金で賄われていますが、キャッシュレス化が進めばそういったコストへの税金投入額も削減することが可能となります。

現金を取り扱う手間やコストの削減

現金を取り扱うことで集計や銀行への入金手続きなどの手間がかかるようになります。また、それらの作業にも人件費もかかり、あるデータでは中小企業全体で年間8000億円以上の人件費が現金の管理などのためにかかっていると言われています。

一方、キャッシュレス化が進めばそういった手間はもちろん、人件費削減にもつながりますので消費者側へ還元されたり、そこで働く社員にも給与として還元される可能性が出てくるといったメリットがあります。

人手不足

一昔前から日本の人手不足は深刻化しており、今後はさらに加速していくと予想されています。また、黒字でありながらも人手が足りないと言った理由で倒産している会社も出ているのが現状です。

そのため上記でも記載したようにキャッシュレス化が進めば、決済にかかる人員を減らすことも可能なため店舗はもちろん、そこで働く人や取引相手にも大きなメリットとなる可能性があります。

訪日外国人もストレスなく買い物ができる

冒頭でも記載したように中国や韓国ではキャッシュレス決済が当たり前となっています。また、カナダやイギリス、スウェーデンなどでもキャッシュレス化が進んでおり、多くの方が普段からキャッシュレス決済を利用しています。

そのため日本のキャッシュレス化が進むことで日本人だけでなく、訪日した外国人の方々もストレスなく買い物などができると言ったメリットが生まれます。

決済ミスがなくなる

消費者側のメリットではありませんが、決済ミスを減らせるのもキャッシュレスのメリットです。

お釣りを多く渡してしまうなどのミスが減れば、合うはずも集計業務を何度も繰り返すなどの手間も減らすことができます。

キャッシュレスのデメリット

キャッシュレスには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

使いすぎてしまう

現金は財布から使った分だけ減っていきますので把握しやすいといったメリットがあります。
一方、キャッシュレス決済した場合にはそういった把握の仕方ができないため、自分で普段から意識していないと使いすぎてしまうことも出てきます。
もちろん、ネットで明細を見ることができますが、すぐに反映されない物もあり、気がついたら思った以上に使っていたということも少なくありません。

必ず使用できる訳ではない

キャッシュレス決済を行うには店舗などがキャッシュレスでの支払いに対応していることが前提となります。
そのため、対応していなければキャッシュレスでの支払いを行うことができないと言ったデメリットがあります。

また、キャッシュレスでの支払い方法はこれまで登場したクレジットカードや電子マネーなど以外にも様々な方法があります。さらに電子マネー1つでもスイカやパスモ、ナナコやクイックペイ、楽天Edyなど様々な物があるため、キャッシュレスに対応している店舗でも、利用者の希望するキャッシュレスでの支払いができないこともあると言ったデメリットもあります。

割り勘などがしづらい

キャッシュレスのデメリットの1つに割り勘があります。日本では友人や恋人同士はもちろん、会社の仲間などと食事をする際には割り勘で支払うことが往々にして存在しています。
現金であれば、費用を割り自分の負担分だけを支払うことが容易にできますが、キャッシュレスの場合にはそうはいきません。

最近はキャッシュレスで割り勘のできるアプリなども出ていますが、全員がアプリをダウンロードする必要がありますし、手数料などがかかる場合もありますので、使いやすいとは言えません。

手数料がかかる場合がある

キャッシュレスの導入には初期費用や月額の固定費用以外にも決済額に応じて数パーセント程度の手数料がかかり、それらの費用は基本的に店舗側が負担します。しかし一部の店舗では手数料をキャッシュレスでの支払いの場合のみ上乗せする場合があるためキャッシュレス決済のデメリットとなります。

また、上記のように直接的な上乗せがない場合でも、それらの費用は物やサービスに乗せられているためキャッシュレス化によって支払う費用が高くなる可能性もあります。

セキュリティ

キャッシュレスのセキュリティ面に不安を持つ方も多いと思います。

日本のネットショップの決済はクレジットカードが最も多く使用されていますが、ショップ側からの漏洩によりカード情報が流出し不正に利用されるケースも少なくありません。そのため個人がどんなに気をつけていてもキャッシュレスサービスを使う限り不正に利用されるリスクがつきまといます。

また、カードタイプの電子マネーも落としたり、盗まれれば不正に利用されてしまう可能性があります。
中国ではQRコードを使用したスマホによる電子決済が主流になっていますが、QRコードを不正に張替え自分の口座に不正に入金させるなどの犯罪が起きています。

そのため、現金にはないキャッシュレスならではのデメリットもあります。

知識が必要

現金の使い方が分からないという方はいないと思います。しかしこれからキャッシュレス化にチャレンジしていこうと思っている方や新しいキャッシュレス決済を使っていこうと思っている方はその使い方などを学ぶ必要があります。
どうやってチャージするのか?いつ引き落とされるのか?不正利用された場合には補償されるのか?など使用する前にはしっかりと把握し、必要な知識を身につけておく必要があるため、現金にはない手間というデメリットがあります。

スマホ決済はバッテリーが残っていることが前提

スマホなどで決済する場合には当然のことですが充電があることが前提となります。つまり、スマホを利用したキャッシュレス決済は充電が切れている状態では決済することができないと言ったデメリットがあります。

災害時に弱い

上記のバッテリー以外にも災害などによる停電に弱いのもキャッシュレスのデメリットです。スマホはもちろんのことクレジットカード用の決済端末なども電気があってはじめて利用することができます。

また、店舗側も災害時には銀行なども業務をストップする可能性があるだけでなく、仮に営業していてもすぐにはキャッシュレスによる売上を現金化することができないかもしれません。日本でキャッシュレス化が進み普段から現金を持たないことが当たり前になれば災害時には困ってしまうかもしれません。

キャッシュレス会社の倒産

何度も登場している電子マネーなどはお金を事前に預け、預けている範囲で好きに使用できるキャッシュレスサービスです。
しかし、お金を預けている会社が倒産してしまえば、そのキャッシュレス決済が使えなくなるばかりか、お金を戻せなくなるなどの問題が発生する可能性もあります。

現金を持ち歩く必要がある

キャッシュレス化が進んでいる韓国や中国でも一部で完全キャッシュレス化となっている地域はあっても国全体とまでは至っていません。ましてやキャッシュレス化が遅れている日本ではまだまだ現金のみでしか支払いの出来ない場合が多くあります。
そのためまだまだ現金が必要で現金を持ち歩く必要があります。

全3分類10種類のキャッシュレス