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ビジネス用語

「アジェンダ」「レジュメ」の意味と違い

「アジェンダ」「レジュメ」の意味と違い

「アジェンダ」「レジュメ」の意味と違い

「アジェンダ」という言葉は、1990年代にサミットにおいて使われたことで、日本でも一般に浸透するようになりました。ビジネスシーンでもよく聞かれますが、その一方でこれとイメージが近い言葉に、「レジュメ」というものもあります。使われる場や表現の仕方が似ていることもあり、混同されやすい2つの言葉ですが、一体どの点に違いがあるのでしょうか。

今回は、「アジェンダ」と「レジュメ」の意味や違いについて解説していきますので、両者を使い分ける際の参考にしてみてください。

「アジェンダ」とは

アジェンダ

「アジェンダ」とは、英単語の「agenda」をカタカナ化した言葉です。英語の「agenda」は「予定表」や「協議事項」、「議題」といった意味を持ちますが、日本語においては国際的に取り組む必要のある検討課題や、公式な実施が求められる行動計画などを指すことが多くなっています。この場合は、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」のような使い方をします。

また「アジェンダ」という言葉は、ビジネスシーンで使用するケースもよくあります。この場合は、「実施すべき計画」や「協議内容」、「会議の進行表」などの意味になり、「会議の前にアジェンダを作成しておく」などのように使われます。

「アジェンダ」と「レジュメ」は、明確な違いがあります。「レジュメ」については後ほど詳しく説明しますが、「アジェンダ」は上記のように「実施すべき計画」や「協議内容」を表す言葉で、何かの要約を指すわけではない点が特徴です。

「レジュメ」とは

レジュメ

「レジュメ」とは、「要約」や「摘要」などを意味するフランス語「resume」をカタカナ化したものです。研究報告や講演、演説などにおいて、その内容を短くまとめて記述したものについて言います。「レジメ」とも言い、「セミナーの内容をレジュメにして配布する」「論文のレジュメを作成する」などのように使われます。

「レジュメ」は上記のように、もともとは研究報告などの場面で使われていた言葉ですが、近年はビジネスシーンで使うケースも多くなっています。この場合はプレゼンや会議の内容を短くまとめたものを指し、「明日のプレゼンのためのレジュメを作成する」「会議の参加者にレジュメを配る」のように使われます。

このように、「レジュメ」も「アジェンダ」もビジネス会議に関連する点で共通しますが、それぞれの意味は明確に違います。「アジェンダ」が「協議内容」などを指すのに対し、「レジュメ」は「会議内容の概要」を指す点で使い分けられます。

「アジェンダ」「レジュメ」の意味と違い

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