一般常識
「やかましい」「うるさい」の意味と違い

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「やかましい」「うるさい」の意味と違い
日常生活で大きな音や厳しいルールなどに接した時、特によく使う表現が、「やかましい」と「うるさい」の2つです。「犬の鳴き声がやかましい」「校則がうるさい」といった具合ですが、そもそもこの2つの表現は、どの部分が違うのでしょうか。改めて考えてみると、わかりにくい問題です。
今回は「やかましい」と「うるさい」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、両者の使い分け方が気になるという人は、ぜひ参考にしてみてくだい。
「やかましい」とは
「やかましい」とは、「声や物音などが騒がしい」という意味の言葉です。漢字では、「喧しい」と書かれます。「隣の部屋の音楽がやかましい」「工事の音がやかましくてイライラする」のように使われます。
「やまかしい」はまた、ほかにもいろいろな意味合いを持っています。たとえば「世間がうるさい」という場合は、「いろいろな人が話題にして騒がしい」という意味になりますし、「ファッションにうるさい」という場合は、「好みなどが気難しい」の意味になります。また、「規則がうるさい」のように「きびしい」の意味や、「書類手続きがうるさい」のように「めんどうくさい」の意味合いもあります。
「うるさい」との違いは、ほとんどないと言っても構いません。どちらもほぼ同じ状況で使えますが、ニュアンスとしては、一般的に「やかましい」の表現の方が音や不快さのレベルがやや大きく感じられるようになっています。
「うるさい」とは
「うるさい」とは、「物音が大きすぎて耳障りである」という意味の言葉です。漢字では、「煩い」や「五月蠅い」などと書かれます。「隣の人の話し声がうるさくて、会話に集中できない」のように使われます。また、「小言がうるさい」「コバエがうるさく付きまとう」のように音以外の対象についても使われ、それぞれ「注文が多くてきびしい、わずらわしい」「邪魔である」といった意味になります。
「やかましい」との違いは、上で述べたようにほとんどありません。どちらも主に音が耳障りだったり、ものごとが神経にさわる場合に使われますが、「うるさい」の方が音のレベルや不快度はやや小さいニュアンスになるのが一般的です。また、「髪の毛がうるさい」のような一部の表現については、「やかましい」に置き換えられないという違いもあります。

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