一般常識
「宅配便」「宅急便」「郵便」の違い
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宅配便・宅急便・郵便の意味の違い
ちょっとした荷物を送りたい時、利用するサービスに「宅配便」があります。実家や遠くの知人へ贈り物をしたり、あるいは向こうから荷物が送られてくる場合など、ほとんどの人が利用した経験があるでしょう。この「宅配便」と似た言葉に、「宅急便」というものもあります。これらは意識せずに使っているものの、詳しい違いについてはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「宅配便」と「宅急便」の違いに加え、「郵便」との違いについても詳しく解説していきます。
宅配便とは
「宅配便」とは、一般消費者を対象とした小口貨物輸送サービスのことです。比較的小さな荷物を、家々に配送する輸送便を意味しています。読み方は、「たくはいびん」になります。「宅配便で荷物を送った」「宅配便の集荷に来てもらう」などのように使われます。
「宅配便」のサービスは、1974年に始まりました。その後ヤマト運輸などが参入したことで競争が本格化し、現在は小口貨物の輸送量において大きな割合を占めています。主な仕組みは、30kg以下の荷物を依頼者の自宅あるいは取次店で業者が受け取り、受取人の戸口まで低運賃で迅速に輸送するというものです。輸送にはトラックが使われ、翌日までに配達されるのが原則です。現在は時間指定やクール便など、サービスの多様化が進んでいます。
「宅急便」などとの違いについては、以下で見ていきましょう。
宅急便とは
「宅急便」とは、小口貨物をまとめて運ぶ、路線トラック輸送の一種です。読み方は「たっきゅうびん」になります。「実家から宅急便が届いた」「コンビニで宅急便を送った」などのように使われます。
上で説明したように、「宅急便」と「宅配便」は、名称に違いがあるだけで実質は同じサービスです。「宅配便」はサービス一般の名称で、その一種にあたるのが、「宅急便」になります。そもそも「宅急便」とは、ヤマト運輸の宅配サービスの商標で、他の業者では使われていません。名称の由来は、「お宅に急いでお届けするサービス」という意味合いから来ています。
郵便とは
「郵便」とは、書状やはがき、荷物などを、あて先の人へ送り届けるシステムのことを言います。読み方は「ゆうびん」です。「郵便で小包が届いた」「郵便はがきを買いに行く」などのように使われます。
「郵便」と「宅配便」はどちらも荷物を届けるという点では同じですが、「郵便」は書状やはがきも輸送するという違いがあります。郵便局ではその他に、貯金や保険業務なども営まれています。
荷物輸送に関しては、「郵便」の一種に「ゆうパック」というものがあり、これが「宅配便」や「宅急便」と同じサービスとなっています。どちらも基本的な仕組みは同じですが、サイズや重さの制限、送料などには細かな違いがあります。
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