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「帯同」「同行」「随行」の意味と違い

「帯同」「同行」「随行」の意味と違い

「帯同」「同行」「随行」の意味と違いとは

「帯同」という言葉は、スポーツ関連のニュースなどでおなじみでしょう。一方、これと似た言葉に「同行」と「随行」がありますが、これらは一体どのように違うのでしょうか。日頃使い分けに迷っている人も多いはずです。

今回は、「帯同」「同行」「随行」の意味や違いなどについて詳しく解説しますので、使い分ける際の参考にしてみてください。

「帯同」とは

帯同

「帯同(たいどう)」とは、「一緒に連れていくこと」という意味の言葉です。どこかへ移動したり出席する際、別の者を伴わせることを言います。「現地には通訳を帯同して行く」「今回の出張には、部下を2人帯同する予定だ」のように使われます。

「帯同」の「帯」の字は、この場合「従属させて持つ」の意味になります。一方「同」の字は、「一緒にする」を意味しています。

「帯同」と「同行」の違いは紛らわしいところですが、「誰を主軸に置いた言葉か」という点で使い分けられます。「同行」が「付いていく人物」を主軸とした言葉であるのに対し、「帯同」は「連れていく人物」を主軸とした言葉なのが特徴です。そのため、「帯同させる」といった使い方は、本来は間違いであるということになります。

「同行」とは

同行

「同行(どうこう)」とは、「一緒に連れ立って行くこと」という意味の言葉です。ある場所へ、主たる人物に付きしたがって行くことを言います。「上司に同行して会議に出る」「旅行に料理人を同行させる」のように使われます。

「同行」の「行」の字は、「おもむく」を意味しています。

「帯同」との違いは、上記のようにメインとなる人物にあります。「帯同」が「連れていく側」をメインとしているのに対し、「同行」は「付いていく側」をメインとしているのが特徴です。そのため、例えば「○○選手が代表チームに付いていく」という意味を表す場合は、○○選手が「帯同する」ではなく、「同行する」の表現が正しいということになります。一方、「代表チーム」を主語とする場合は、○○選手を「帯同する」もしくは「同行させる」の表現が正解になります。

「随行」とは

随行

「随行(ずいこう)」とは、「供として付きしたがって行くこと」という意味の言葉です。また、そうした人についても言います。「総理の外遊に随行する」「市長のそばには、大勢の随行者がいた」のように使われます。

「随行」の「随」の字は、「付きしたがう」を意味しています。

「随行」も「同行」も、「ある人に付きしたがって行く」ことを表す点で違いはありません。ただ、「同行」が相手の格について特に意識せず使われるのに対し、「随行」は身分や地位が高い相手に対してのみ使われるという特徴があります。ですので、相手との立場の違い(相手の方がかなり格上であること)が明らかな場合には、「随行」を使った方が適切ということになります。