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一般常識

「立ち並ぶ」「建ち並ぶ」の意味と違い

「立ち並ぶ」「建ち並ぶ」の意味と違い

「立ち並ぶ」「建ち並ぶ」の意味と違い

あるものがずらりと並んでいる様子を表す言葉に、「立ち並ぶ」というものがあります。一方、これと同じような表現で、「建ち並ぶ」というものを目にする機会もありますが、この2つはどのように使い分けられているのでしょうか。そもそも、両者の使い分けが可能なのかどうかについても気になるところです。

今回は、「立ち並ぶ」と「建ち並ぶ」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、この2つの使い分けで悩んでいる方は、参考にしてみてください。

「立ち並ぶ」

立ち並ぶ

「立ち並ぶ」の主な意味は、2つあります。1つ目の意味とは、「並んで立つ」というものです。複数の同じ種類のものが、互いに近い距離で立っている様子を指し、「大きな樹木が立ち並ぶ一角」「応援の群衆が沿道に立ち並んで声援を送る」「この辺にはアパートが立ち並んでいる」のように使われます。

もう1つの意味は、「才能・力量などが同じ程度である」「匹敵する」というもので、この場合は「スピードでAに立ち並べるのはBだけだ」のように使われます。

「建ち並ぶ」とは、一部の意味が共通しますが、「立ち並ぶ」は建物以外のものにも使えるという違いがあります。人や植物など、さまざまなものに対して使われるのが、「立ち並ぶ」の特徴です。また、「匹敵する」の意味を持つ点も、「建ち並ぶ」との違いになります。

「建ち並ぶ」

建ち並ぶ

「建ち並ぶ」とは、「建物が並んで建っている」という意味の言葉です。複数の同種類の建造物が、互いに近い間隔で存在している状態を指します。「オフィスビルの建ち並ぶエリア」「倉庫の建ち並ぶ一角」「このあたりには豪邸が建ち並んでいる」のように使われます。「建ち並ぶ」の「建」という字は、「家などがたつ」を意味しています。

「立ち並ぶ」との違いは、上で述べたように、「建物以外には使えない」という点にあります。一方建物に関しては、「立ち並ぶ」と「建ち並ぶ」の両方を使うことができ、特に明確な使い分けのルールは存在しません。新聞などのメディアにおいては、「立ち並ぶ」で統一する傾向がありますが、一部では「家屋に関しては“建ち並ぶ”を使う」というところもあります。なので、どちらを使うべきかで迷う場合は、「立ち並ぶ」と表記しておくと無難でしょう。

「立ち並ぶ」「建ち並ぶ」の意味と違い

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