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「推進」と「促進」の意味と違い

「推進」と「促進」の意味と違い

推進と促進の意味と違い

「推進」と「促進」は、どちらも「何かを前にすすめる」という意味合いを持つ熟語です。
この2つは日常でもよく使われますが、意味がよく似ていることから、使い分けに迷うという人も多いでしょう。果たしてこの2つの言葉には、どういった違いがあるのでしょうか。
今回は、「推進」と「促進」の意味と違いについて、詳しく解説していきます。

推進とは

「推進」の主な意味合いは、2つあります。1つは、「物を前へ推しすすめること」というものです。これは、ある物理的な存在を前方へ動かすことを指しています。もう1つの意味合いは、「事業や運動などが達成されるよう努めること」というものです。ある目的があり、それが実現されるよう、努力を払うことを指しています。「緑化運動の推進」「計画を推進させる」のように使われます。
「推」はものごとを前方へおしやることを意味し、「進」は「すすむ」「前方へ出ていく」を意味しています。

「促進」との違いで言うと、「推進」には「物理的な運動」の意味合いも含まれますが、後述するように「促進」には、こうした意味はありません。また、これも詳しくは後述しますが、「前に進める主体が自分である」という点も、「促進」との違いとなっています。

促進とは

「促進」とは、「ものごとが早くはかどるようにうながすこと」という意味の言葉です。目的とする計画や運動などの進み方が早まるよう、力をくわえることを指しています。「開発を促進する」「成長を促進する」「販売を促進させる」のように使われます。
「促進」の「促」は、「うながす」「せまる」を指しています。

「促進」は、「ものごとを前へすすめる」という点では、「推進」と違いはありません。しかし、「前に進む主体が誰なのか」という点で、両者を区別することができます。
「推進」が自分を主体としてものごとを前にすすめるのに対し、「促進」は、他人を主体にものごとを前へ進めることを指しています。

例えば「新商品の開発を促進する」という場合、自分は管理者としての立場から、実際に開発に携わる者たちをうながしてことをすすめるという意味合いになります。