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「成功する人」と「失敗する人」の違い
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「成功する人」と「失敗する人」の違い
社会に出た人の中には、ビジネスでの成功を夢見る人も多くいます。しかし、当然のことではありますが、そうした人々のすべてが成功を収められるわけではありません。一定数の「成功者」が誕生する一方で、「失敗」の烙印を押されてしまう人も大勢います。
では、この2つの道を分けるのは、どのようなポイントなのでしょうか。
本記事では、「失敗する人」と「成功する人」の具体的な違いについて、さまざまなポイントを挙げて解説していきたいと思います。
失敗する人はあれこれ考え、成功する人はすぐ行動する
失敗する人の場合、行動を起こす前にあれこれと考え込んでしまう傾向があります。もちろん、考えること自体は重要ですが、考えすぎると返って身動きがとれなくなってしまうことがよくあります。いろいろなシチュエーションを想定するほど、計画の無理な面ばかりが目についてくるからです。その結果、「やっぱり可能性が低いからやめておこう」となりがちです。
一方、成功する人の場合、「まずは行動」という思考パターンが多くなっています。「百聞は一見に如かず」と言うように、情報ばかりを集めるより、実際に動くことこそ最も効果的と直感で知っています。当然、全てうまく行くわけではありませんが、動きながら考えることで、問題に対する突破口が見えやすくなるという利点があります。
失敗する人は計画だけで、成功する人は完遂を誓う
ものごとに失敗する人は、計画だけで止まってしまう傾向があります。素晴らしいアイデアを思いついたり、入念な計画を立てることは、そこまで特殊な能力というわけではありません。ごく一般的な人にでも、十分に可能なことです。しかし、問題はその次に進めるかどうかで、失敗する人は恐れや躊躇から、結局そこまでで止まってしまうケースが多くなっています。
一方、成功する人の多くはこれとは違い、「必ず最後までやり遂げる」と誓いを立てます。単なるひらめきだけでは、何もしていないのと同じだと強く感じているからです。ビジネスにおいては、なるべく手札を隠すのが最善と考えられていますが、こうした人々はあえて計画を周囲に話すことで、ゴールまでの責任を自分に負わせるという手法を取ることもあります。
失敗する人は他人のせいにし、成功する人は自分で責任を負う
失敗する人は、うまく行かないことを他人のせいにしたがる傾向があります。何かにつけて子供を叱りつけたり、部下を怒鳴ったりするのもこうした傾向の現れです。彼らは自分には何の落ち度もなく、非はすべて相手にあると考えています。しかし、こうした態度では何も改善しません。延々と同じ事態を繰り返し、そのたびにまた他人をなじることになります。
一方、成功する人の場合、最終的な責任は常に自分にあると考えるのが通常です。ものごとの原因をほかに求めたりせず、自分の中に改善点を見出しますから、誰に対しても公平な態度で接することができます。理不尽に怒るのではなく、率先して自分を変えていこうとするので、周囲の信頼も得られ、事態もポジティブな方向に向かうことが多くなっています。
失敗する人は周囲に流され、成功する人は自分で決める
失敗する人の多くには、「決断に際して周囲に流されてしまう」という傾向も見られます。誰でも「孤立したくない」という思いは多かれ少なかれあるものですが、あまり周囲の目ばかり気にしていては、際立った成果は収められません。ビジネスに関する決断であれば、なおさらでしょう。当たり前ですが、他人と同じ行動をしている限り、他人に抜きんでることは不可能です。
これに対し、成功する人のほとんどは、決断については自分ですることを貫きます。他人の意見に耳を貸さないというわけではなく、確固とした信念に基づいて決断するということです。たとえそれが、他人からすると突飛なものに見えても、正しいと感じたことは曲げません。根拠のない常識や雰囲気に流されない姿勢を持ってこそ、規格外の成果を出せると言えます。
失敗する人は時間の余裕がなく、成功する人は時間を確保する
失敗する人の場合、「時間の余裕がない」という特徴も指摘できます。常に切羽詰まってギリギリのスケジュールで動いており、細かいことに気を回す余裕がありません。そのために、身だしなみがほんの少し崩れていたり、表情も焦っていたりします。こうした人に対しては、えてして大きな仕事やチャンスは回ってきません。なぜならば、周囲からすると、どうしても頼りなく見えてしまうからです。
一方、成功する人はこれとは違い、忙しくても自分の時間を確保することを忘れません。1時間でも数十分でも、本を読んだりぼんやり考えたりと、自分に戻れる時間をしっかり工面します。こうした一見ささいな時間を持ってこそ、精神的な余裕が生まれ、身だしなみや表情にもパリっとした生気が生まれます。その結果、周囲の信頼も勝ち得やすくなるわけです。
失敗する人は勘に頼り、成功する人は学び続ける
失敗する人は、「学習」に重きを置きません。「必要なことはもう学んだ」と思っており、ことさら知識を吸収しなくても、勘や経験値さえ備わっていれば上手く行くと考えています。
一方、成功する人はこうした態度とは違います。何歳になっても、学び続けることをやめません。生涯にわたって勉強が必要だと認識しており、また食事を摂るのと同じほどの頻度で、脳に知識を補給すべきだと理解しています。こうした人は、学びのチャンスは逃しません。正式な教育だけでなく、会議やイベントへの参加や、読書、新しいスキルや言語の習得など、機会を捉えては積極的に知識を吸収します。それが脳を活性化させ、ひいては新しいアイデアの創造につながると考えるからです。
失敗する人は変化を望まず、成功する人は変化を受け入れる
失敗する人の多くは、「変化」に対して消極的です。世の中の動きや人の考えは、時代によって変わっていくのが普通ですし、それはビジネスでも同様です。しかし、慣れ親しんだ思考パターンや環境を変えたがらない人も、一定数存在します。そうした人たちは、決して大きな成功を収めることはできません。なぜなら、成長や成功は、変化にほかならないからです。
一方、成功する人は、変化することを恐れず、積極的に受け入れます。新しい考えや規範をどんどん取り入れ、古いものには固執しません。環境の変化にも柔軟に対応できますし、新しい交友関係も喜んで受け入れます。現状に満足せず、常に変化を求める姿勢が、成功に近づく秘訣と言えるでしょう。
失敗する人は悪い環境にとどまり、成功する人は良い環境に身を置く
悪い環境の中にとどまり続けることで、「失敗する人」になってしまうケースもよくあります。「成功するには自分で決めることが大事」と述べましたが、大抵の人間は、大なり小なり周囲の影響を受けるものです。このとき環境が悪いと知りつつそこに居続けてしまうと、周りからの悪影響をもろに受けて、さらに成功から遠ざかってしまうことになります。
これに対し、成功する人は、環境の大事さをよく知っています。常に良い環境の中に自分を置くことを意識しており、マイナスの影響が強い環境からは、すぐに身を引く術を心得ています。長くいてもプラスにならないと判断した職場は、あっさり離れてより良い職場に転職することができます。こうしてプラスの影響を強くすることで、自らを成功に近づけるわけです。
失敗する人は難しく考え、成功する人はシンプルに考える
失敗する人の場合、ものごとを難しく考えてしまう傾向も強くなっています。「この問題を片づけるには、これとこれをやって、さらにもう1つのあれも…」とあれこれ考えているうちに、本来簡単だった話が不必要にややこしくなってしまい、身動きの取れない状態にしてしまうことがよくあります。
一方、成功する人は、ものごとを極力シンプルに考えるという特徴を持ちます。どんなに巨大に見える問題でも、本質的な課題は1点に集約されるのが通常です。そこを集中的に取り組み、解決することで、他の問題は自然に解決に向かっていくことが多くなっています。肝心なのはその1点を見きわめることですが、これはものごとをシンプルに捉えることで、始めて可能となります。
失敗する人は挑戦を恐れ、成功する人は求めるもののために挑戦をいとわない
失敗する人の多くは、「失敗を恐れて挑戦を避ける」という傾向を持ちます。人間は成長するにつれて、失敗の痛みがどんどん大きくなるものです。周囲の目が気になりますし、何より仕事や事業で失敗すれば、生活にも支障がでます。これはある意味当然の心理ですが、だからといって失敗怖さに挑戦を避けていては、いつまでたっても成功は掴めないでしょう。
これに対し、成功する人は、自分の求めるもののために挑戦することをいといません。失敗のリスクが怖くないわけではなく、それよりも「あきらめ」や「何もしない」ことの方を恐れるからです。実際に、成功者の中には、何度も挫折を繰り返したり、一時は多額の借金を背負った経験を持つ人も多くなっています。
失敗する人は弱みを隠し、成功する人は素直に弱点をさらす
失敗する人の場合、「他人になかなか弱みを見せられない」という特徴も指摘できます。大抵の人は、自分をさらけ出すことに抵抗を感じるものですが、それに加えて世の中には、「弱みを見せる人間は弱者で、社会的には大成できない」という雰囲気があります。しかし、これは正しくありません。逆に、弱みを見せられないことで、プレッシャーに押しつぶされ消えていってしまうケースもよくあります。
一方、成功する人は、本当の自分を見せることを恐れません。誤ったプライドは有害なだけだと知っていますから、弱みや不都合な部分も、隠さずに見せることができます。それによって不自由な思考から解放されると共に、周囲の信頼を得て、理解者や協力者を獲得しやすくなっています。
失敗する人はネガティブな態度に偏り、成功する人はポジティブな態度に終始する
失敗する人の多くには、「ネガティブな態度ばかり取る」という特徴も見られます。日本人は自己肯定感が低いとよく言われますが、実際に何かにつけて悲観的な言動をしてしまうという人は、決して珍しくありません。しかし、こうした態度は、成功をどんどん遠ざける要因となります。なぜならば、ネガティブな思考が常態化すると、行動する気力を奪うからです。
一方、成功する人の場合、日ごろからポジティブな態度に終始することが多くなっています。ものごとには常に良い面と悪い面の2つがありますが、ポジティブな態度を崩さない人には、良い面がはっきり見えます。ネガティブな人が気付かないようなチャンスも見逃さずに捉えられますから、それをしっかり掴むことが可能となります。
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