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「疎開」「避難」の意味と違い

「疎開」「避難」の意味と違い

「疎開」「避難」の意味と違いとは

「疎開」という言葉は、戦争中の体験などを聞く際よく耳にします。一方、これと似た言葉に「避難」がありますが、両者はどのような点が異なるのでしょうか。それぞれの意味と、使い分けのポイントが知りたいところです。

今回は、「疎開」と「避難」の意味や違いなどについて解説していきましょう。

「疎開」とは

疎開

「疎開」とは、「災害や空襲などに備え、都市住民や物資・工場などを地方に移すこと」という意味の言葉です。日本では太平洋戦争の末期、米軍による都市部への空襲被害を軽減させるために行われました。読み方は「そかい」で、「田舎に疎開する」「建物疎開で家屋を取り壊す」などのように使われます。

「疎開」の「疎」という字は、この場合「まばら」「1つ1つが離れている」を表し、「開」という字は「ひらく」「離れる」「分かれる」を意味しています。つまり、「疎開」という語は「遠くに分散させる」ことを表すことになります。

「疎開」と「避難」は意味合いは似ていますが、使われ方は違います。「疎開」は上記のように、主に第二次世界大戦中に都会から地方へ人や物資等が逃れたことを指しており、それ以外ではあまり使われることはありません。

「避難」とは

避難

「避難」とは、「災難を避けること」という意味の言葉です。台風や火事などの災害や事故、戦争・紛争などから逃れるため、安全な場所へ移動することを言います。読み方は「ひなん」で、「大型の台風が接近しているので、近くの公民館へ避難する」「火災を想定した避難訓練が行われた」のように使われます。

「避難」の「避」は、「さける」「よけ遠ざかる」を意味し、「難」はこの場合「人に不幸をもたらす災い」を意味しています。

「避難」と「疎開」は、「災難を避けて別の場所へ行く」という意味では違いはありません。ただ、上記のように使い方は違います。「避難」の場合、自然災害や事故、戦争など、幅広い災難に対して使われることが特徴です。一方、第二次大戦中の地方への移動については、前述のように「疎開」として使い分けられています。