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一般常識

「死去」「死亡」「他界」「逝去」の意味と違い

「死去」「死亡」「他界」「逝去」の意味と違い

「死去」「死亡」「他界」「逝去」の意味と違いとは

「死去」「死亡」「他界」「逝去」の4語は、誰かが亡くなった時使われる言葉です。どれも同じ意味合いを指すように見えますが、こまかい違いなどはあるのでしょうか。あるとすると、どのように使い分けるべきかも知りたいところです。

そこで今回は、これら4つの言葉の意味や違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「死去」とは

死去

「死去」とは、「死んでこの世を去ること」という意味の言葉です。人間が生命活動を終え、この世からいなくなることを指します。読み方は「しきょ」で、「祖父が昨夜死去したという知らせが入った」「友人の死去に伴い、同級生と数年ぶりに顔を合わせた」のように使われます。

「死去」の「死」という字は、「ひざまずく人の前に横たわる死体」を表しており、「死ぬ」を意味します。一方「去」の字は、「祈りで人のけがれを除去する」を表し、「さる(ある場所から離れる)」の意味を持ちます。

「死去」の意味合いは、「死亡」や「他界」などと基本的な違いはありません。ただ、「死亡」と比べると、「特定の個人の死に注目して使われる」という特徴があります。

「死亡」とは

死亡

「死亡」とは、「人が死ぬこと」という意味の言葉です。人間が生命を失うことを指しています。読み方は「しぼう」で、「死亡の原因については、まだよくわかっていない」「交通事故による死亡者の数は、毎年数千人にのぼる」のように使われます。

「死亡」の「亡」という字は、「人の死体に何かの物を添えた」さまを表し、「人がなくなる」を意味します。

「死去」や「他界」などとの意味の違いは、やはり基本的にありません。しかし、他の表現に比べると、「身内や有名人など、特定の人の死に対して使われることが少ない」という特徴があります。事故や災害で亡くなった人に対して客観的に使われたり、単に「生」と対を成す概念として使われることが多い言葉で、この点は「死去」や「逝去」などとの使い分けのポイントとなっています。

「他界」とは

他界

「他界」とは、「自分が属さない世界」または「死後の世界」という意味の言葉ですが、「死ぬこと」についても言います。簡単に言うと、「あの世に行くこと」といった意味合いになります。読み方は「たかい」で、「父はすでに他界している」「たった今○○さんが他界されたそうだ」のように使われます。

「他界」の「他」は、「その場所以外の所」を意味し、「界」は「区域」「範囲」「場所」などを意味します。

「他界」もまた、「死去」や「死亡」などと同様に「人が死ぬこと」を指す言葉ですが、ニュアンスに微妙な違いがあります。「他界」の場合は「死」という言葉を使わず、婉曲に表現している点が特徴で、デリケートな表現をしたい場合に使われる言葉となっています。

「逝去」とは

逝去

「逝去」とは、「他人の死を敬って言う語」という意味の言葉です。自分以外の者が死んだ時、それに敬意を表して言う言葉になります。読み方は「せいきょ」で、「恩師が突然逝去された」「タレントの○○氏の逝去に伴い、関係者によるお別れ会が開かれた」のように使われます。

「逝去」の「逝」という字は、「斧で草木をバラバラにする」を表しており、「去る」「死ぬ」の意味を持ちます。

「逝去」もやはり、基本的な意味合いは「死亡」などと違いはありません。「死去」とは表現が似ていますが、「身内には使えない」という点に違いがあります。「死去」が自分との関係を問わずに使えるのに対し、「逝去」は原則として、他人(同じ会社の人間は除く)にしか使えないようになっています。