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一般常識

「敷く」「布く」の意味と違い

「敷く」「布く」の意味と違い

「敷く」「布く」の意味と違い

「布団を“しく”」「陣を“しく”」などのように、「しく」という言葉は日常でもよく聞かれるものです。しかし、これを漢字で表そうとすると、複数の候補があることに気付きます。中でも「敷く」「布く」の2つは、比較的よく見かけるようになっていますが、これらの使い分けに悩むという方は少なくないでしょう。一体この2つの表記は、どの点で区別されるのでしょうか。

今回は、「敷く」と「布く」の意味や違いについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

「敷く」

敷く

「敷く」とは、「一面に平らに広げる」という意味の言葉です。「絨毯を敷く」などのように使われます。また、「一面に平らに並べたり、まき散らしたりする」の意味もあり、「畳を敷く」などの使い方がこれにあたります。

この他にも、「物を載せるために平らにして下に置く(座布団を敷く)」「下に押さえつける(尻に敷かれる)」「設置する(鉄道を敷く)」「配置をする(捜査網を敷く)」などさまざまな意味合いがあります。

「敷く」の「敷」という字は、「稲の苗をしきならべる」などの象形から成り、「しく」の意味で使われるようになりました。

「布く」との違いは、意味の範囲にあります。「敷く」は「布く」より多くの意味合いを含み、さまざまな場面で使える点が特徴となっています。また、「敷く(しく)」の読みは常用漢字表に記載がある点でも、「布く」と区別できます。

「布く」

布く

「布く」とは、「法律などを広く行きわたらせる」という意味の言葉です。「市内に戒厳令を布く」「インボイス制度を布く」「周の文王は徳政を布いたと言われる」などのように使われます。

「布く」の「布」は「ぬの」を表す漢字ですが、「ぬの」は「敷いて広げる」ものであることから、転じて「ゆきわたらせる」や「ほどこす」などの意味を持つようになりました。「公布」や「発布」、「布施」などの「布」は、この意味合いにあたります。

「敷く」と「布く」の語源は同じで、意味合いに共通する部分はありますが、その範囲は異なります。「布く」の場合は「(法律や制度などを)広く行きわたらせる」の意味しか持たない点で、「敷く」と使い分けることができます。

また、前述のように、「布く(しく)」の読みは常用外である点も、「敷く」との違いになります。

「敷く」「布く」の意味と違い

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