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一般常識

「社交性」「社会性」の意味と違い

「社交性」「社会性」の意味と違い

「社交性」「社会性」の意味と違い

「社交性に富む人」「社交性を発揮する」などのように、「社交性」という言葉は日常でもたびたび使われるものです。一方、これとよく似たイメージの言葉で、「社会性」というものも普段からよく聞くようになっています。どちらも人との関わり合い方の上手さといった意味で使われますが、どういった点に違いがあるのでしょうか。両者の使い分けについて知りたい方も多いでしょう。

今回は、「社交性」と「社会性」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

「社交性」とは

社交性

一般に言う「社交性(しゃこうせい)」とは、「人との付き合いをうまくやっていける性質」といった意味の言葉です。他人と交流することが得意な、またそれを好む性質について言います。「社交」は、「人と人との交際」を指す言葉で、「性」は「性質」を意味します。「彼は非常に社交性に富む男だ」「彼女は持ち前の社交性で、初対面の人たちともすぐに仲良くなった」などのように使われます。

「社交性」はまた、社会学用語としても使われます。この場合の意味は、「社会を形作ろうとする人間の特殊な性質」というものになります。

「社交性」と「社会性」は似た言葉ですが、意味の重点は微妙に違います。「社交性」の場合は、「他人との交流を積極的に望む(好む)」という意味合いに重点が置かれる点が特徴となっています。

「社会性」とは

社会性

「社会性(しゃかいせい)」の意味はいくつかありますが、一般的には「他人との関係など、社会生活を重視する性格」または「社会生活を営む素質や能力」の意味で使われることが多くなっています。この場合、「彼女は運動部のキャプテンだっただけあって、社会性は十分だ」「彼は能力は申し分ないが、やや社会性に欠けるのが難点だ」のように使われます。

また、「広く社会に通じる性質」「社会生活に関連する度合い」という意味もあり、この場合は「この作品はかなり社会性の強いテーマを含んでいる」のように使われます。このほかに、「集団を形成して生活しようとする、人間の根本的性質」という意味もあります。

上で述べた通り、「社交性」とは意味の重点の置きどころが違います。「社交性」の場合、「周囲と交わることが好き」という主体的な積極性に重点が置かれているのに対し、「社会性」は「社会にうまく適応できる」という客観的な事実に焦点を当てている点で使い分けられます。

「社交性」「社会性」の意味と違い

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