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一般常識

「先進国」「開発途上国」「後発開発途上国」の意味と違い

「先進国」「開発途上国」「後発開発途上国」の意味と違い

「先進国」「開発途上国」「後発開発途上国」の意味と違いとは

「先進国」と「開発途上国」という言葉は、ニュースなどでおなじみのものです。しかし、これらの違いを詳しく言える人は、そう多くはないでしょう。一体この2つは、具体的にどのような国を指すのでしょうか。

今回は「先進国」と「開発途上国」の意味や違いに加え、「後発開発途上国」との違いについても解説していきたいと思います。

「先進国」とは

先進国

「先進国」とは、「政治や経済、文化などの面で、国際的な標準よりも進んでいる国」といった意味合いの言葉です。特に経済や工業の分野でトップレベルにある国々を指し、「開発途上国」との対比で使われます。英語では「Developed country」や「Advanced country」と呼ばれ、「先進国首脳会議」「医療先進国」のように使われます。

世界的に明確な定義はありませんが、現在は「OECD(経済協力開発機構)」に加盟する国々(36ヵ国)を指して「先進国」と呼ぶのが通常です。その中でも代表的なのが、「先進国首脳会議」に参加する7ヵ国(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)となっています。

「開発途上国」などとの違いについては、以下の項目で見ていきましょう。

「開発途上国」とは

開発途上国

「開発途上国」とは、「開発・発展の途上にある国」という意味の言葉です。一般的には、1人あたりの実質所得が低く、一次産品(特に農業)の比重が高い産業構造を持つ国を指します。英語では「developing country」と呼ばれ、「先進国」との対比で使われます。「発展途上国」とも呼ばれることもあります。

「開発途上国」という呼び名は1960年代から登場したもので、それ以前は「後進国」「低開発国」などと呼ばれていました。「先進国」とは違い、経済や産業などの分野が十分発達せず、まだ開発途上であることからこの名で呼ばれています。具体的には、「OECD」が発表する「ODA(政府開発援助)受け取りリスト」に記載された国々が、「開発途上国」にあたるとされます。

「後発開発途上国」とは

後発開発途上国

「後発開発途上国」とは、「開発途上国の中でも特に開発が遅れている国」という意味の言葉です。英語では「Least Developed Country」と呼ばれ、「LDC」と略して呼ばれることもあります。

「後発開発途上国」は、国連が作成する「LDCリスト」によって認定されます。認定にあたっては、「所得水準が低い」「人的資源が乏しい」「経済的に脆弱」という基準を満たすとともに、当該国の同意が必要になります。そのほとんどが、世界でも「最貧国」「貧困国」にあたる国々で、内戦や紛争による影響が大きいという特徴があります。

このように「開発途上国」との違いは、「LDCリスト」に記載された国を指すという点にあります。使い分ける際は、この点を踏まえるようにしましょう。