一般常識
「先行」と「先攻」の意味の違い

スポンサーリンク
先行と先攻の意味の違い
「せんこう」という言葉には、同音異義語がいくつかあります。そのうち「先行」と「先攻」は、共に「先」という字が入っていることから、混同して使ってしまうこともあるかもしれません。しかし、この2つは意味に明確な違いがあります。
そこで今回は、「先行」と「先攻」の違いについて詳しく解説していきます。
先行とは
「先行」の意味は、いくつかあります。1つは、「他の人に先立って行くこと」というものです。文字通り、「先に行く」を意味します。「前行」と言い換えることもできます。「先行グループと合流した」「何人か集団に先行している」などのように使われます。
もう1つは、「ほかのことがらより先に進んでいること」という意味合いです。こちらは、あることがらがほかより突出していることを示します。「実力より人気が先行している」「経験に先行した感覚」などのように使われます。
3つ目は、「スポーツなどで、相手より早く得点を上げること」という意味です。「地元チームが先行した」「せっかく先行したのに逆転された」のように使われます。
「先行」はさらに、「先だって行われること」、「それ以前に行われていること」といった意味も持ちます。前者は「先行投資」のように、後者は「先行の法規」などのように使われます。
「先攻」との違いについては、以下で見ていきましょう。
先攻とは
「先攻」とは、文字通り「先に攻めること」という意味の言葉です。スポーツにおいて、相手より先に攻撃する権利を有することを言います。「先攻め(さきぜめ)」などとも呼ばれます。反対語としては、「後攻」「後攻め(あとぜめ)」があります。「敵チームが先攻だ」「先攻後攻を決める」などのように使われます。
「先攻」という言葉は、使われる場面が限定されています。野球などの、攻撃の順番が交互に巡って来るスポーツやゲームにおいてしか使われません。また、「先行」のように「先制」の意味合いもありませんから、意味合いも使われ方も「先行」とは明確に違います。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
- 最新の情報をお届けします
- Tweet Follow @b_textbook
その他おすすめのコンテンツ一覧
-
「夫」「主人」「旦那」「亭主」の意味と違い
-
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違い
-
生む(生まれる)・産む(産まれる)の違い
-
「尋ねる」「訪ねる」「訊ねる」の意味と違い
-
「蘇る」と「甦る」の意味と違い
-
元・基・下の使い方の違い
-
「信用」と「信頼」の違い
-
「動線」と「導線」の違い
-
「ください」と「下さい」の正しい使い分け方と違い
-
「つまずく」と「つまづく」の意味と違い
-
「変える」「替える」「代える」「換える」の意味と違い
-
高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選
-
「年度」「年次」「年時」の違い
-
「宜しく」と「よろしく」の正しい使い分け方と違い
-
「一人称」「二人称」「三人称」の意味と違い
-
「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味の違いと読み方
-
ホールディングスとは(持株会社とは)?メリットとデメリット9選
-
「薄力粉」「小麦粉」「片栗粉」の違い
-
アラサー・アラフォー・アラフィーは何歳から何歳まで?
-
「いただく」と「頂く」の正しい使い分け方と違い
-
早生まれと遅生まれの意味と違い!メリットとデメリット15選
-
「幼年」「少年」「青年」「壮年」「初老」「中年」「熟年」「高年」「老年」の違い
-
草食系男子や肉食系男子だけじゃない!全50種類の○○系男子一覧
-
「毎週」「隔週」「各週」の意味と違い