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「セミリタイア」と「アーリーリタイア」の意味と違い

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「セミリタイア」と「アーリーリタイア」の意味と違いとは
働き方についての議論が活発になっている現在、「セミリタイア」や「アーリーリタイア」といった生き方が注目されています。しかし、この2つの言葉の違いについては、あまり詳しく知られていない部分も多くなっています。
今回は、「セミリタイア」と「アーリーリタイア」の意味や違いについて探り、両者の使い分け方などを学んでいきましょう。
「セミリタイア」とは
「セミリタイア」という言葉は、辞書などでは扱われていません。いわゆる和製英語で、英単語に置き換えると、「semi retire」となります。「semi」は「半分」を意味し、「retire」は「引退する」を意味します。つまり、「半分引退した状態」を指して、「セミリタイア」と言うようになっています。
もう少し詳しく説明すると、「若いうちにきっちり働いて資産や貯金を溜めておき、定年前に本格的な仕事に区切りをつけ、後は自由な時間を楽しむことを主体にして、仕事は軽く行うだけの状態」ということになります。
「セミリタイア」という言葉を初めて使ったのは、芸能人の大橋巨泉氏で、「完全には引退せず、海外で悠々自適に暮らしながらたまに仕事をする」という意味で使ったことから広まりました。
「アーリーリタイア」との違いについては、以下で詳しく説明します。
「アーリーリタイア」とは
「アーリーリタイア」は、英語の「early retirement」に由来する言葉です。「early retirement」の意味は、「早期退職」といったものになります。定年退職の時機をまたず、早期退職制度などを利用して、早いうちに仕事を辞めることを言います。
「アーリーリタイア」は、転職のための退職や、育児などで職を一旦離れることとは違い、あくまでも勤め人としての生活に終止符を打つことを指しています。「アーリー」と付いているように、30~50代の比較的若いうちに退職することを言い、定年間近の退職は通常含まれません。
「セミリタイア」との違いは、「その後仕事をするかどうかは問わない」という点にあります。アルバイトなどで緩やかに仕事を続ける「セミリタイア」に対し、「アーリーリタイア」は完全に仕事をしなくなる場合も含む点で使い分けできます。
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