一般常識
「留意点」「注意点」の意味の違い

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「留意点」「注意点」の意味の違い
「気をつけるべきところ」といった意味の言葉として、「留意点」と「注意点」というものがあります。これらは意味合いや字面が似ているため、ほとんど同じ言葉として扱いがちです。しかし、実際には細かなニュアンスなどの違いがあります。
そこで今回は、「留意点」と「注意点」の意味の違いについて、詳しく解説していきます。
留意点とは
「留意」とは、「あるものごとを心に留めて、気をつけておくこと」といった意味の言葉です。「留意点」は、そうした「留意すべきことがら」を指しています。「心にとめて、気を配っておくべきポイント」を表す表現です。読み方は、「りゅういてん」になります。
「留」は「とどめる」を、「意」は「こころ」を表し、「点」はこの場合、「ある一つのもの」を表します。「以下のような留意点を抑えて下さい」「イベントに際しての留意点をご説明します」などのように使われます。
「留意点」の特徴としては、「気をつける程度が、比較的弱い」というところが挙げられます。それほど切迫した事項ではなく、「とりあえず気をつけておいた方がいいポイント」といったニュアンスが含まれます。この点は、後述する「注意点」との違いとなっています。
注意点とは
「注意」とは、「気をつけること」「気を配ること」と言った意味の言葉です。つまり、「注意点」は、「気をつけるべきことがら」などを意味していると言えます。
「注」は「そそぐ」「一点に集める」などを指しているので、「注意点」は「心に集中させ、気をつけておくべき点」という意味合いを持つことになります。「注意点をしっかり覚えておくように」「注意点を繰り返します」などのように使われます。
「留意点」との違いで言うと、「注意点」の方が、気をつけるべき度合いがより強いことがらであるということが言えます。「注意」に含まれるニュアンスの方が、「留意」よりも事態の切迫感が強くなっています。また、「注意点」は「留意点」に比べ、より具体的・瞬間的なポイントに対して使われるという点も特徴です。
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