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一般常識

元・基・下の使い方の違い

元・基・下の使い方の違い

元・基・下の違い

「前任者の資料をもとに新しい資料を作る」
「部長命令のもと、部下が動く」
「加工前のもとの画像を探す」
など同じ「もと」でも元・基・下のどの漢字を使うのが正しいのか迷ってしまうこともあるかと思います。
ここでは元・基・下の使い方の違いについて説明していきます。

元の使い方

元とは辞書によると「根本。根源。作用の起こるところ」と言った意味を持つ漢字です。
つまり「物事の始まり」を意味しますので上記の「加工前のもとの画像を探す」は「加工前の元の画像を探す」が正しい使い方になります。

他にも
「異物混入が発生した元を調査する」
「元手がかかりすぎるので新規事業として行えない」
「資料を元あった場所に戻す」
と言ったように「物事の始まり」を表す場合には「元」の漢字が使われます。

また製品を作った元の会社を「製造元」育ての親のいる場所を「親元」、壊れたデータを元に戻す「復元」と言うように熟語で覚えておくと使い方として覚えやすいはずです。

基の使い方

基は上記の元と同じ読み方をしますが意味や使い方が違い、基は「物事の土台や基礎のこと」を意味します。
つまり上記の例では「前任者の資料を基に新しい資料を作る」が正しい使い方になります。

他にも
「既存のビジネスを基に新しい事業を考案する」
「以前のプログラムを基にプログラムを書き直す」
「失敗は成功の基」
といったような使い方をします。

こちらも「基本」や「基準」などと言った熟語で覚えてる「元」「下」との違いを覚えやすいと思います。

下の使い方

最後の「下」は漢字の通り「上下の下」を意味する漢字です。そのため冒頭の例文では「部長命令の下、部下が動く」が正しい使い方になります。

他にも
「法の下に平等」
「部長のパワハラの下では仕事を続けられない」
「新体制の下さらなる飛躍を目指す」
などと使うため上記の元や基とは意味も違いますし使い方も異なります。

「下請け」「部下」などの熟語で覚えると使い分けがしやすいと思います。

元・基・下の使い方の違い

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