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「民族」「人種」の意味と違い

「民族」「人種」の意味と違い

「民族」「人種」の意味と違いとは

「民族」「人種」という2つの言葉が、地球上の人々を区分するための用語であることは、ほとんどの人が知っているでしょう。しかし、この2語の具体的な違いについて説明できる人は、それほど多くないかもしれません。一体この2つは、それぞれ何について表しているのでしょうか。

今回は、「民族」と「人種」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「民族」とは

民族

「民族」とは、「言語、生活様式、歴史的運命などを共有し、互いに同族意識で結ばれた人々の集団」という意味の言葉です。読み方は「みんぞく」で、「ゲルマン民族の大移動」「騎馬民族の襲来」「少数民族の習俗」のように使われます。

「民族」の「民」の字は、「片目を潰された奴隷(被支配階級)」を表しており、そこから「たみ、人」「一般の人」を指して使われるようになりました。一方「族」の字は、「軍旗のもとに多くの矢が集まる」さまを表しており、「仲間」「同類」などの意味を持ちます。

「人種」とは、「人類をある特徴で分けた区分単位」という点で違いはありません。ただ、その区分の性質については違いがあります。「人種」については後述しますが、「民族」は言語や宗教、生活様式、歴史といった文化的な要因で分けている点が特徴です。

「人種」とは

人種

「人種」とは、「人類を骨格や皮膚、毛髪などの形質的特徴によって分けた区分」という意味の言葉です。読み方は、「じんしゅ」になります。一般的には皮膚の色で分けられ、「コーカソイド(白色人種)」「モンゴロイド(黄色人種)」「ニグロイド(黒色人種)」の3集団に大別されますが、これらに当てはまらない「人種」も多くあります。

「人種」の「種」は「稲の穂の重い部分」を表し、「たね」を意味していますが、この場合は「血統」の意味になります。

「民族」との違いは、上で述べたように「人類をどの面で区分するか」という点にあります。「民族」が文化的な面での区分であるのに対し、「人種」は皮膚の色などの形質的特徴による区分である点で使い分けられます。