HOME>一般常識>「民法」「刑法」の意味と違い

一般常識

「民法」「刑法」の意味と違い

「民法」「刑法」の意味と違い

「民法」「刑法」の意味と違いとは

法律は、私たちが生活する上で基本のルールとなるものですが、中でも特に身近なのが、「民法」と「刑法」の2つです。しかし、両方とも名前はよく聞くものの、正直その違いがよくわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「民法」と「刑法」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「民法」とは

民法

「民法(みんぽう)」とは、難しく言うと、「私法の一般法」という意味の言葉です。「私法」とは「私人(公的な立場にない一般人)の権利義務を規律する法」を指し、「一般法」とは「一般に広く適用される法」を指します。言い換えると、「市民の日常生活において、市民相互の関係を規律する法」であり、もう少し具体的に言えば、「個人と個人(事業者も含む)のあいだの財産関係や家族関係を規律する法」ということになります。
財産関係を規定する「財産法」と、家族関係を規定する「家族法」の2つのカテゴリーに分けられます。

「刑法」との大きな違いは、「警察などが介入できない」という点にあります。「民法」は、個人間の借金トラブルや土地の所有権争いなどについて解決するための法律であり、国家権力は関係していない点で、「刑法」と使い分けられます。

「刑法」とは

刑法

「刑法(けいほう)」とは、「犯罪になる行為と、刑罰の種類や程度を定めた法律」という意味の言葉です。すなわち、「どういった行為が犯罪にあたり、それに対しどのような刑が科されるかを規定した法律」になります。
具体的に言えば、傷害や殺人、窃盗といった行為を罪と認定し、それらに対する懲役や死刑などの刑罰を定めたものが、「刑法」ということになります。

「民法」との最大の違いは、上記のように「国家権力が関係している」というところにあります。「刑法」は、国家が市民に対して禁止事項を定めた法律であり、違反者に対しては、警察などが介入して取り締まることになります。「民法」はこれとは違い、市民同士の争いを当事者間で解決するための法律であり、前述のように国家権力は関与しません。