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一般常識

「根本的」「抜本的」「本質的」の意味と違い

「根本的」「抜本的」「本質的」の意味と違い

「根本的」「抜本的」「本質的」の意味と違いとは

「根本的」という言葉は、仕事や日常生活でもたびたび耳にするものでしょう。ところで、この「根本的」と似た言葉に「抜本的」「本質的」がありますが、この3つはそれぞれどう違うのでしょうか。使い分けのポイントが知りたいところです。

そこで今回は、「根本的」「抜本的」「本質的」の意味や違いなどについて探っていきたいと思います。

「根本的」とは

根本的

「根本的」とは、「ものごとが成り立っている大元に関するさま」という意味の言葉です。あるものごとの根幹をなす部分に及んでいるさまを言います。読み方は、「こんぽんてき」になります。「その考えは根本的に間違っている」「計画を根本的に見直すべきだ」のように使われます。

「根本的」の「根本」とは、「ものごとがそこから出発して成り立っている、一番大事な基礎の部分」を表しています。

「抜本的」とは似たような使われ方をしますが、以下の様な点に違いがあります。すなわち、「根本的」という言葉は、是正の際以外でも使えるという点です。詳しい使い分け方については、以下で説明しましょう。

「抜本的」とは

抜本的

「抜本的」とは、「根本に立ち返って是正するさま」という意味の言葉です。ものごとの一番根幹を成す部分に戻り、そこから事態を考え直すことを言います。読み方は「ばっぽんてき」で、「抜本的な改革を断行する」「もっと抜本的な対策が必要だ」のように使われます。

「抜本的」の「抜本」は、「根本的な原因を抜き去ること」を表しています。

上で述べたように、「抜本的」と「根本的」は、「是正」以外の意味を含むかどうかという点に違いがあります。「根本的」が是正に限らず使うことができるのに対し、「抜本的」はそれ以外では使うことができません。例えば、「根本的な間違い」という表現はできますが、「抜本的な間違い」という表現はできないといった具合です。また、「抜本的」の方が改める姿勢に強い意志が感じられる点も、「根本的」との違いとなっています。

「本質的」とは

本質的

「本質的」とは、「ものごとの根本的な性質に関わるさま」という意味の言葉です。また、「それなしには考えられないほど大事であるさま」も指します。読み方は「ほんしつてき」で、「もっと本質的な問題について考えるべきだ」「彼女は本質的に優しい人だ」のように使われます。

「本質的」の「本質」は、「そのものを成すのに不可欠な、もっとも大事な根幹の性質や要素」を意味しています。

「根本的」との違いは分かりづらいところですが、「根本的」が「ものごとのもっとも基礎的な部分に関するさま」を指すのに対し、「本質的」は「ものごとを成り立たせるのにもっとも大事な性質に関するさま」を指す点が異なります。「根本的」は「ものごとのスタート地点」に関する言葉で、「本質的」は「ものごとの中心的なポイント」に関する言葉となっています。ただ、実際には両方ともほとんど同じ意味合いで使われるのが通常です。