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一般常識

「入れ替え」「入れ換え」「差し替え」の違い

「入れ替え」「入れ換え」「差し替え」の違い

入れ替え・入れ換え・差し替えの違い

日本語には、同じ言葉でも複数の漢字表記が存在するものがたくさんあります。「入れ替え」や「入れ換え」といったものもその一種ですが、これらの使い分けに迷った経験を持つ人も多いでしょう。一体、これらには意味の違いはあるのでしょうか。

今回は、「入れ替え」「入れ換え」という言葉の違いと、似た表現である「差し替え」の違いについて解説していきます。

入れ替え

「入れ替え」とは、「入れる」と「替える」から成る言葉です。「入れる」は、外側にあったものを内側に移す行為を指し、「替える」は、あるものを取り除いて別のものを当てる行為を指します。
つまり、「入れ替え」という言葉は、「今まで内側にあったあるものを取り除き、別の何かをかわりに内側へ移す」行為を指しています。

「入れ換え」との違いで言うと、「替える」という言葉の特徴にポイントがあります。「替える」という言葉は、「新しく別のものを当てる」という意味合いを持っており、今までとまったく同等とは限らないが、似た価値を持つ別の何かを差し入れるのが特徴です。例えば、コーヒーを紅茶に注ぎ直したり、文章表現を違うものにするなどの行為が、「入れ替え」にあたります。

入れ換え

「入れ換え」もまた、それまで中にあったものを出し、別のものを当てるという行為を指します。基本的な意味合いとしては、「入れ替え」とほとんど違いはありません。しかし、以下に挙げるような、微妙なニュアンスの違いはあります。

「換える」という言葉は、「前のものとほとんど同等のものを当てる」という意味を含んでいます。これは、前述の「替える」のニュアンスとは若干異なります。また、「替える」は人と物の両方に使えるのに対し、「換える」は物にしか使えません。さらに、「替」には「すたれる」という意味もあることから、「替える」は多くの場合で前のものを破棄することを示すのに対し、「換える」は特にそうした意味合いを含まないようになっています。

ただ、「入れ替え」と「入れ換え」は、前述のように基本的に同じ意味の言葉です。厳密な違いはないので、通常は場面によらず、両方とも使用することができます。

差し替え

「差し替え」とは、今までその場所にあった何かを、別の何かに置き換えることを言います。基本的な意味合いは「入れ替え/入れ換え」と同じですが、使われ方には違いがあります。

「差し替え」という言葉が使われるケースは、印刷の際に組版の活字を取り替える時や、新聞などの記事や写真を別のものに替える時などが主です。また、花を新しいものに替える際にも、「差し替え」の表現が使われます。

このように「差し替え」は、主に活字や記事、写真、画像、データや花などに限られるのが特徴です。それ以外のものに対しては、「差し替え」の表現はあまり使われないようになっています。