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一般常識

「意義」「異議」「異義」「威儀」の違い

意義・異議・異義・威儀の違い

意義・異議・異義・威儀の違いとは

日本語で文章を書く場合、厄介なのが漢字の表記です。発音は同じでも、表記が異なる言葉がたくさんあるためです。間違った表記の漢字を書いてしまうと、まるで違う意味の文章になってしまい、文意が伝わりにくくなります。

間違いやすい言葉はたくさんありますが、「いぎ」という言葉もその1つでしょう。
今回は、「意義」「異議」「異義」「威儀」の4つの言葉の違いについて、詳しく解説します。

意義とは

意義には、主に2つの意味があります。

1つは、「言葉で表されるものごとの意味や内容」といったものです。「言葉の意味」といった言い方が分かりやすいでしょう。例えば、「思考という言葉の意義は、頭でものを考えること」というものになります。

もう1つの意味は、上述のものとは違い、「あるものごとが持つ特有の価値」といったものになります。こちらの意味合いの方が、一般的には使われる頻度が高くなっています。
具体的な例で言うと、「人生の意義」「存在意義」「生命の意義」といった風に使われます。これらの言葉から分かるように、あるものごとについての、特別な意味や理由、値打ちについて考える際に用いられることが多くなっています。

異議とは

異議とは、ある意見に対し、反対や不服を表明する意見のことです。会議や議論において、一方の意見に抗する考えを表することを言います。「その意見に異議を唱える」「この案に異議を差し挟む気はない」などという具合に使われます。類語として、「異論」や「異存」といったものもあります。

異議はまた、法律用語としても使われます。この場合は、相手方の行為による法律上の効果を封じるため、こちらから不服の意思を表すことを言います。例えば、裁判の判決等に対して、それを下した裁判所に不服申し立てを行うことなどがこれにあたります。また、ドラマなどでおなじみのように、法廷において誘導尋問が行われた際などに、それに対し異議が述べられることがあります。

一方、「異義」との違いについては、以下のようになっています。

異義とは

異義の意味は、「異なった意味」というものです。反対の言葉として「同義」があり、こちらは「同じ意味」を表しています。異義という言葉が使われるケースとしては、「同音異義語」があります。これは文字通り、「同じ発音で違う意味を持つ言葉」という意味になります。同音異義語の例としては、「鼓動」と「古道」、「異動」と「異同」、「疾走」と「失踪」などがあります。また、ここで取り上げている「意義」や「異議」といった言葉も、同音異義語に含まれます。

異議と異義は字面が似ているため、混同しやすくなっていますが、このように明らかな違いがあります。使い分けのポイントとしては、「議」は「話し合う、意見を述べる」といった意味があり、「義」は「理由、意味」といった意味があることを踏まえると、分かりやすいでしょう。

威儀とは

威儀とは、動作や振る舞いが重々しく、威厳のあるさまを言います。また、儀式などで作法に適った姿勢、動作などについても、威儀と呼びます。使い方としては、「威儀を正して式典に臨む」「やっとのことで威儀を繕った」といった具合になります。

仏教用語としての意味合いもあり、こちらは戒律に則った動作や振る舞いを指します。また、僧侶が着る袈裟の肩に付いた紐のことも、威儀と呼んでいます。

こうしたように、威儀の意味合いは「意義」「異議」「意義」とは大分違いがあります。威儀はこれら3つとは違い、人の態度や振る舞いについて言う言葉となっています。