社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

一般常識

「本年」「今年」の意味と違い

「本年」「今年」の意味と違い

「本年」「今年」の意味と違い

お世話になった人に年賀状を送る際、どういったフレーズを用いるかは、いろいろと気を使うところでしょう。「この1年」を表すのに「本年」を使うか「今年」を使うかという点も、意外に悩ましいところだと思います。そもそもこの2つにはどういった違いがあり、どのように使い分けられているのでしょうか。

今回は、「本年」と「今年」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、両者の使い分けに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

「本年」

本年

「本年(ほんねん)」とは、「現在進行しているこの年」という意味の言葉です。「今年(こんねん)」や「当年(とうねん)」と同じ意味合いになります。「本年も末永くお願い致します」「本年の初頭から、すでに世界ではさまざまな大事件が起きている」のように使われます。

「本年」と「今年」は、基本的な意味に違いはありません。どちらもその年の1月1日~12月31日までの期間を表しています。ただ、一般的な使われ方の傾向には差があり、場面に応じて使い分けることも可能です。
「本年」の場合は、やや格式ばったニュアンスを持つため、主にかしこまった場面で使われるという特徴があります。具体的には、上司など目上の人や取引先に年賀状を送る際などによく使われるようになっています。

「今年」

今年

「今年(ことし)」とは、「現在を含んでいる年」という意味の言葉です。話し手が身を置いている、その年について言います。「今年もよろしくお願い致します」「今年はぜひとも飛躍の年にしたい」などのように使われます。

「本年」との意味の違いは、上で述べたように特にありません。ただ、「今年」の場合は格式ばるニュアンスなどがないため、かしこまった場面より日常的な場面で使われることが多いのが特徴です。具体的には、友人やクラスメートなど気を張らない付き合いをしている相手に対してよく使われます。

なお、「本年度」や「今年度」という場合は、「その年の4月1日~翌年の3月31日」を指すようになるので、その点については要注意です。

「本年」「今年」の意味と違い

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします