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一般常識

北海道の4つの地方(道央・道南・道北・道東)

北海道の4つの地方(道央・道南・道北・道東)

「北海道」は、日本を8つの地域に分けたうちの1つですが、さらに4つの地方に区分することが多くなっています。その4つは、道内の主な位置に応じて、通常「道央」「道南」「道北」「道東」と呼ばれます。ただ、こうした区切り方があることは知っていても、それぞれがどういった範囲を表すかは良く知らないという人も多いでしょう。

本記事では、北海道の4つの地方と、それらの具体的な範囲などについて解説していきますので、北海道の地理を理解する際の参考にしてみてください。

道央

北海道を4つに分けた際の1地方である「道央(どうおう)」は、明確な区切りが決められているわけではありませんが、一般的には「後志」「石狩」「空知」「胆振」「日高」の5つの地域を指すようになっています。たとえば北海道庁による「地域生活経済圏」では、この5支庁を「道央圏」と区分しています。

一方、この5地域から「胆振」「日高」を除いた3地域を「道央」とする場合や、「石狩」「空知」の2つを「道央」とする場合もあります。また、反対に「上川(特に旭川・富良野)」「留萌」「十勝」までも「道央」に含める場合があります。

石狩

「石狩(いしかり)」は、北海道地方で最大の人口を有する地域です。「石狩振興局」という名称で呼ばれることもあります。宮城県と同程度であり、人口の8割以上は札幌市に集中しています。面積は鳥取県とほぼ同じで、北海道の支庁の中では、2番目に狭い規模になります。市区町村には、札幌市、江別市、北広島市、石狩市、石狩郡(当別町、新篠津村)、千歳市、恵庭市があります。

空知

「空知(そらち)」は、「空知総合振興局」という名称でも呼ばれます。自治体の市区町村には、夕張市、岩見沢市、美唄市、赤平市、三笠市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、浦臼町、新十津川町、妹背牛町、秩父別町、雨竜町、北竜町、沼田町があります。20201年現在、日本国内に人口1万人未満の市は4市ありますが、その全てが同管内に存在しています。

胆振

道央地方の地域区分、続いては「胆振(いぶり)」です。「胆振」は「胆振総合振興局」とも呼ばれ、4市7町の自治体から成ります。「西いぶり地域」と「東いぶり地域」の2つに分けられますが、前者には室蘭市、登別市、伊達市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町3市3町が、後者には苫小牧市、白老町、安平町、厚真町、むかわ町の1市4町があります。

日高

道央地方の地域区分、4つ目は「日高(ひだか)」です。日高振興局という名称でも呼ばれ、北海道の中央南西部に位置しています。自治体の市区町村には、日高町、平取町、新冠町、浦河町、様似町、えりも町、新ひだか町があります。面積は福岡県や和歌山県と同程度で、8割近くは山林で占められます。森林資源に恵まれる一方で平野部が少なく、全道でも宅地や耕地面積の割合は低くなっています。

後志

道央地方の5つ目は、「後志(しりべし)」です。「後志総合振興局」の名でも呼ばれ、北海道の南西部に位置しています。市区町村には、小樽市、赤井川村、余市町、仁木町、古平町、積丹町、岩内町、共和町、泊村、神恵内村、倶知安町、京極町、喜茂別町、留寿都村、真狩村、ニセコ町、蘭越町、寿都町、黒松内町、島牧村があります。管内には、支笏洞爺国立公園など、3つの自然公園があります。

道南

北海道の区分の1つである「道南」も、明確な定義はありません。ただ、一般的には「渡島」と「檜山」の2地域を指して使われることが多くなっています。前出の「地域生活経済圏」では、渡島・檜山の両管内を「道南圏」としています。おおまかに言うと、北海道南端の「渡島半島」が道南にあたると考えて良いでしょう。

東には道央が位置し、胆振・後志と境目を接しています。ただ、場合によっては後志全域を含めることや、胆振・日高の範囲まで「道南」として扱うこともあります。

渡島

道南の1地域である「渡島(おしま)」は、「渡島総合振興局」の名でも呼ばれています。自治体の市区町村には、函館市、北斗市、松前郡(松前町・福島町)、上磯郡(知内町・木古内町)、亀田郡(七飯町)、茅部郡(鹿部町、森町)、二海郡(八雲町)、山越郡(長万部町)があります。北海道の南西部、渡島半島に位置しており、総面積は全道の5%にあたります。

檜山

道南地方の1つに含まれる「檜山」は、「檜山振興局」の名でも呼ばれています。所管区域の自治体には、江差、上ノ国、厚沢部、乙部、奥尻、今金、せたなの7町があります。人口は道内の総合振興局・振興局の中で最も少なく(2013年)、日高と並んで管内に「市」が存在しません。また、やはり日高とともに、現在区域内に鉄道が通っていない状況となっています。

道北

北海道の地域区分、続いては「道北」地方です。こちらについても明確な定義づけは存在しませんが、一般的には「宗谷」「留萌」「上川(塩狩峠以北)」の3区域を指すことが多くなっています。特に観光業界においては、この3つを「道北」とする傾向が主流です。

ただ、行政や経済界では、塩狩峠以南の旭川や富良野も「道北」に含むとするケースも見られます。たとえば前出の北海道庁「地域生活経済圏」では、上川・留萌・宗谷の3振興局が「道北圏」にあたるとしています。

上川

道北地方の1地域である「上川」は、「上川総合振興局」の名前でも呼ばれています。地理的には北海道のほぼ中央に位置しており、南北に細長い形で、面積は全道の12.7%を占めます。自治体には、旭川市、士別市、名寄市、富良野市、鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村、和寒町、剣淵町、下川町、美深町、音威子府村、中川町、幌加内町があります。

留萌

続いての道北地方は、「留萌(るもい)」です。「留萌振興局」の名称でも呼ばれます。北海道北西部に位置しており、宗谷、上川、空知、石狩と境目を接しています。管内の自治体には、留萌市、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、初山別村、遠別町、天塩町の1市6町1村があります。主な産業は酪農や漁業で、留萌市の数の子輸入量と加工高は、全国シェアの80%を占めたこともあります。

宗谷

道北地方の3つ目は、「宗谷(そうや)」です。「宗谷総合振興局」とも呼ばれます。北海道の北部に位置し、上川、留萌のほかにオホーツクとも隣接しています。管内の自治体には、稚内市、猿払村、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、礼文町、利尻町、利尻富士町、幌延町があります。人口は9つの総合振興局の中で最少で、管内の市区町村すべてが過疎地域に指定されています。

道東

北海道の地域区分の4つ目は、「道東」地方です。こちらもどこからどこまでという明確な区切りは存在しませんが、主として「オホーツク」「十勝」「釧路」「根室」を指すことが多くなっています。たとえば国土交通省の「川の防災情報」においては、これらの地域を「道東」として扱っています。

ただ、場合によってはオホーツク管内北部の「西紋」地区を道北に入れたり、あるいはオホーツク全域を「道東」から除外することもあります。たとえば国土交通省の全国幹線旅客純流動調査では、「十勝」「釧路」「根室」の3つのみを「道東」圏としています。

オホーツク

道東地方の1地域である「オホーツク」は、かつては「網走支庁」と呼ばれていましたが、2010年に「オホーツク総合振興局」へ改称されました。管内の市区町村には、北見市、網走市、紋別市、網走郡(大空町・美幌町・津別町)、斜里郡(斜里町・清里町・小清水町)、常呂郡(訓子府町・置戸町・佐呂間町)、紋別郡(遠軽町・湧別町・滝上町・興部町・西興部村・雄武町)があります。

十勝

続いての北海道道東地方は、「十勝(とかち)」です。「十勝総合振興局」とも呼ばれます。管内の自治体には、帯広市、音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町、清水町、芽室町、中札内村、更別村、大樹町、広尾町、幕別町、池田町、豊頃町、本別町、足寄町、陸別町、浦幌町があります。主な産業は農業や畜産業で、豊富な原材料を使用した食品製造業も盛んに営まれています。

釧路

道東地方の1地域である「釧路(くしろ)」は、釧路総合振興局」の名称でも呼ばれます。管内の市区町村には、釧路市、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、鶴居村、白糠町があります。面積は約6,000平方kmで、北海道全体の7.2%を占めています。管内には阿寒湖や屈斜路湖といった著名な湖があるほか、「釧路湿原国立公園」など3つの自然公園も擁しています。

根室

北海道道東地方の4つ目は、「根室(ねむろ)」です。「根室振興局」とも呼ばれます。地理的には北海道の最東端に位置しており、北東部と南部は、それぞれオホーツク海と太平洋に面してます。北方領土を除いた海岸線は、約479kmに及び、全道の約16%を占めます。管内の市区町村には、根室市、別海町、中標津町、標津町、羅臼町があります。

北海道の4つの地方(道央・道南・道北・道東)

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