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一般常識

「加熱」と「過熱」の違い

「加熱」と「過熱」の違い

「加熱」と「過熱」の違いとは

「加熱」と「過熱」はどちらも「かねつ」と読み、どちらも熱することを意味する言葉ですがそれぞれに違いがあります。
今回は「加熱」と「過熱」の違いについて解決していきます。

加熱とは

加熱とは、文字通り何かに対して熱を加えることを言います。もう少し詳しく言うと、ある目的のために、熱を利用して加工などの処理を施すことです。つまり、単に何かを熱するだけでなく、加工や分解といった処理を含めた言葉が、加熱にあたります。

加熱の具体的な目的はさまざまですが、殺菌処理や調理、木材の仕上乾燥、電線被覆の乾燥や硬化など、多岐に渡っています。
加熱を行うための器具は「加熱器」と呼ばれ、ガスや電気などのエネルギーを利用して熱を発生させます。加熱器にも、空気加熱器や給水加熱器などがあり、このうち空気加熱器は、ボイラへ供給する空気の予熱や、室内の空気を温めるなどを行う装置になります。具体的な例としては、電気ヒーターなどが挙げられます。
過熱との違いについては、以下で説明しましょう。

過熱とは

過熱とは、「熱し過ぎる」と書くように、何かに対し必要以上に熱を加えた状態を言います。「加熱」とは違い、ものごとの状況を指す言葉です。

加熱の特徴として、許容範囲を超えて熱が高まることで、何らかの危険も大きくなるということがあります。例えば、「伝導過熱」という現象があります。これは、コンロなどの熱が高まりすぎると、その周辺の壁の裏にある木材が乾燥・炭化し、やがて発火してしまうというものです。このように、過熱が起きることで、火災などのリスクが高まることになります。

こうした意味合いから派生して、ものごとが限度を超えてエスカレートしていく様も、過熱と表現するようになっています。例えば、議論に力が入るあまり、つい感情的な言葉をぶつけ合うといった状況も、過熱と呼ぶことができます。

まとめ

以上、加熱と過熱の違いについてご紹介しました。どちらも熱に関する言葉ですが、加熱は前述のように、何かに熱を加えることでさまざまな処理を施すことを言います。つまり、~をするという「行為」を表しているわけです。それに対し、過熱は、文字通り「何かが過剰に熱されたありさま」を指しています。要はこの2つは、「行為」か「状態」かにその違いがあると言えます。

例えば、調理のためにコンロで水を熱する場合、適温まで温度を上げる行為は「加熱」にあたり、熱しすぎて周囲の木材まで炭化している状態は、「過熱」にあたるという具合です。

熱い・暑い・厚い・篤いの違い