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一般常識

「生き生き」と「活き活き」の意味と違い

「生き生き」と「活き活き」の意味と違い

「生き生き」「活き活き」の意味と違い

「生命感や躍動感があって、みずみずしいさま」を表すことばに、「いきいき」というものがあります。この漢字表記には「生き生き」と「活き活き」の2つがありますが、一体どちらが正式なのでしょうか。使い分けができるのかについても知りたいところです。そこで今回は、「生き生き」と「活き活き」の意味や違いについて解説したいと思います。

生き生きとは

「生き生き」とは、「新鮮で生気に満ちているさま」「元気で活気にあふれたさま」という意味合いの言葉です。生物やものごとが、みずみずしい活気や生命力に満ちているさまを表しています。「生き生きと目が輝く」「生き生きとした表情」「とても生き生きとした表現だ」のように使われます。

「生き生き」の「生」の字は、「草や木が地上に生じてきた」という象形から成っています。そこから、「はえる」や「いきる」を意味する漢字として成立しました。

「生き生き」と「活き活き」は、後述するようにほとんど意味の違いはありません。ただ、原則としては「生き生き」が使われるようになっています。その理由は、「生き(いき)」が常用漢字に含まれるのに対し、「活き(いき)」は含まれないためです。そのため、メディアや公用文では、「生き生き」の表記が使われるようになっています。

活き活きとは

「活き活き」の意味は、上記のように「生き生き」と違いはありません。やはり、「元気や活気にあふれているさま」を表しています。「活き活き」の「活」は、「流れる水」「つぶれた目、口」などの象形から成り、「水がせきをきって勢いよく流れるさま」を表しています。そこから「勢いよく動く」や「いきる」といった意味の漢字として成り立ちました。

上でも述べたように、「活き活き」の表記は常用漢字には含まれません。そのため、公用文などでは使われないようになっています。一般的な文での使い分けは、生命力に重点を置く場合は「生き生き」、活気や勢いに重点を置く場合は「活き活き」とすることもできますが、実際にはそれほど厳密に区別されることはありません。

「生き生き」と「活き活き」の意味と違い

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