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「デジタル通貨」「仮想通貨」「電子マネー」の意味と違い

「デジタル通貨」「仮想通貨」「電子マネー」の意味と違い

「デジタル通貨」「仮想通貨」「電子マネー」の意味と違い

インターネットを通じたサービスが一般化している現在、お金に関しても急激なデジタル化が進んでいます。そうした中でよく聞かれるようになった言葉に、「デジタル通貨」「仮想通貨」「電子マネー」の3つがありますが、これらの違いについてよくわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、これら3つの言葉の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「デジタル通貨」とは

デジタル通貨

「デジタル通貨」とは、明確な定義はないものの、大まかに言えば、「デジタルな形で利用できる通貨」といった意味になります。紙幣や通貨などの物理的な形ではなく、データとしてやりとりできるお金一般を指す言葉です。「デジタルマネー」などとも呼ばれます。さまざまな種類が含まれますが、例えば「電子マネー」や「暗号通貨(仮想通貨)」といったものが、「デジタル通貨」に当てはまります。つまり、「デジタル通貨」と「電子マネー」「仮想通貨」には本質的な違いはなく、「電子マネー」「仮想通貨」を含む概念が、「デジタル通貨」であると言うことができます。

一方、上記の意味とはやや違い、「デジタル通貨=中央銀行が発行する電子的な通貨」の意味で使われることもあります。これは「CBDC」と呼ばれるもので、現金に代わる決済手段として各国で研究されています。

「仮想通貨」とは

仮想通貨

「仮想通貨」とは、「電子データのみで取引される通貨」を意味する言葉です。主にインターネット上で流通するお金で、公的な金融機関は媒介せず、紙幣や通貨も存在しません。「ブロックチェーン」と呼ばれるシステムで管理され、高度な暗号技術を用いることで不正を防止する仕組みなのが特徴です。2020年の5月からは、「暗号資産」という呼び方が正式なものとして採用されています。さまざまな種類がありますが、「ビットコイン」や「イーサリアム」などといったものが良く知られています。

従来の通貨(法定通貨)との最大の違いは、「国家による価値の保証がない」という点になります。

「電子マネー」とは

電子マネー

「電子マネー」とは、わかりやすく言えば、「電子化された貨幣」という意味の言葉です。電子データのやり取りによって決済を行う仕組みやサービスのことで、従来のお金と同じように買い物の決済手段として使えます。あらかじめ現金をスマホアプリなどにチャージしておく「プリペイド型」や、後で使用した料金分を支払う「ポストペイ型」などの種類があります。具体的には、交通系ICカードやQRコード決済サービスなどが、「電子マネー」にあたります。

「電子マネー」と「仮想通貨」は、上記のようにどちらも「デジタル通貨」の一種ですが、「法定通貨を基準としているか」という点に最大の違いがあります。上で述べたように、「仮想通貨」が国による価値の保証がないのに対し、「電子マネー」は国によって価値が保証されている法定通貨の代替である点が大きく異なります。