一般常識
「大学」「大学院」の意味と違い
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「大学」「大学院」の意味と違いとは
「高度な教育機関」というと、まず思いつくのが「大学」ですが、似たような名前の機関で「大学院」というものもあります。この2つの違いは今ひとつわかりにくいところですが、いったいどのような点が異なるのでしょうか。それぞれの使い分けのポイントが知りたいところです。
そこで今回は、「大学」と「大学院」の意味や違いなどについて解説していきましょう。
「大学」とは
「大学(だいがく)」とは、「高等教育の中核をなす学校」のことで、「学術の研究および教育の最高機関」を意味します。修業年間は原則4年ですが、短期大学の場合は2年ないし3年となります。学部のほかに、大学院や研究所、附属病院などを設置することもできます。教職員の人事権や教学の内容の決定権など、管理運営については大学側に高度な自治が認められています。
日本において「大学」は、欧米のものを参考として、明治期に設立されました。第二次世界大戦後は「学校教育法」に基づいて設置され、今日に至っています。
「大学院」との主な違いは、「研究の専門性」にあります。後述するように、「大学院」では高度な専門性を持つ研究を行いますが、「大学」では一般的に、「大学院」ほど高い専門性は求められません。
「大学院」とは
「大学院(だいがくいん)」とは、大学の学部の上などに置かれる機関で、「学術の理論および応用を教授・研究し、その深奥を究めて文化の進展に寄与することを目的とするもの」を意味します。専門分野に応じて研究科が設置されており、通常は2年の修士課程と3年の博士課程がありますが、どちらか一方のみを置く場合もあります。入学資格は、修士課程の場合大学卒程度となっています。
「大学」との違いは、上記のように「研究の専門性が高度である」という点にあります。また、「大学」が通常4年通うのとは違い、「大学院」は2年(修士課程)で、博士課程に進学する場合は、さらに3年通うことになります。両者を使い分ける際は、以上のような点に留意しましょう。
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