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「コンサバティブ(コンサバ)」の意味とは?使い方や例文
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「コンサバティブ(コンサバ)」の意味とは?使い方や例文
「コンサバティブ(コンサバ)な○○」といった表現は、ビジネスシーンだけでなく、あちこちで聞かれるものです。しかし、この「コンサバ」が何を表しているのかについては、正直ピンと来ないという人も多いでしょう。
今回はそうした人のために、「コンサバティブ(コンサバ)」の意味や使い方などについて、例文を交えて解説していきたいと思います。
「コンサバティブ(コンサバ)」の意味
「コンサバティブ(コンサバ)」とは
「コンサバティブ」とは、「保守的」「守旧的」という意味の言葉です。ここで言う「保守」とは、これまで続いてきた状態などを維持し続けようとする態度のことで、「保守的」「守旧的」はそうしたさまを指します。つまり、「伝統的なスタイルを崩さないさま」が、「コンサバティブ」であるということになります。「コンサバ」は、これを略した言い方です。
ビジネス用語というより一般的な言葉ですが、ビジネスシーンでもよく使われます。この場合も、上記のものと同様の意味合いです。中立的なニュアンスで使われることもありますが、どちらかと言うと、批判や揶揄などのネガティブなニュアンスを込めて使われることが多くなっています。
「コンサバティブ(コンサバ)」の由来
「コンサバティブ」というカタカナ言葉は、英語の「conservative」という単語に由来しています。「conservative」の意味は、「保守的な」「伝統的な」「古臭い」「地味な」といったもので、基本的にカタカナ語のものと違いはありません。
例えば、「a conservative society(保守的な社会)」、「a conservative gray suit(地味な灰色のスーツ)」のように使われます。
「コンサバティブ(コンサバ)」の使い方・例文
「コンサバティブ(コンサバ)」の意味について分かったところで、続いては実際の使い方について見ていきましょう。
「コンサバティブ」は、上記のようにあまりいい意味で使われる言葉ではありません。型どおりで目新しさのないさまを、やや皮肉っぽく表す言葉です。口語表現として会話中で使われることが多く、「コンサバな人」「コンサバな考え」など、略語での使用が中心となっています。
それでは、以下に具体的な例文を挙げて見ましょう。
例文:「あの人のコンサバな思考にはうんざりだ」
例文:「何があっても出社しろっていうのは、コンサバティブな考えだと思う」
例文:「正直こんなコンサバな企画で大丈夫かと心配だよ」
例文:「コンサバな社風になじめず、転職しようかと考えている」
例文:「普段はコンサバな○○さんが、今回の仕事ではかなり攻めた姿勢を見せている」
「コンサバティブ(コンサバ)」の類語
カタカナ語の「コンサバティブ(コンサバ)」は、場面によっては使いづらいこともあります。ここでは、「コンサバティブ」の言い換え表現として使える言葉をいくつか紹介しましょう。
保守的
「保守的」は、上記のように「これまでのやり方や考えに固執するさま」といった意味合いになります。「頭が固い」や「古臭い」などのニュアンスが含まれます。
無難
「無難」は、「可もなく不可もない」「特色がない」といった意味合いの言葉です。欠点がない代わりに面白みもないといったさまを表す際に使われます。
控え目
「遠慮して目立たないようにする」という意味の言葉です。主張のなさを表したい時によく使われます。
「コンサバティブ(コンサバ)」の対義語
ここまで「コンサバティブ(コンサバ)」の意味や使い方などについて、例文付きで見てきましたが、最後に対義語についても紹介しておきましょう。
プログレッシブ
「progressive」のカタカナ語で、「先進的」「革新的」「累進的」などの意味を持ちます。ITや音楽、アートなど幅広い分野で使われます。
アバンギャルド
フランス語の「avant-garde」をカタカナ化した言葉です。「前衛的」「奇抜」などの意味で、主にアートやファッションなどの分野でよく使われています。
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