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「右肩上がり」の意味とは?使い方や例文

「右肩上がり」の意味とは?使い方や例文

「右肩上がり」の意味とは?使い方や例文

「右肩上がり」という言葉は、株価など数字や成績に関わる場面でよく使われます。普段は何気なく耳にしていても、よく考えてみると、詳しい意味についてはあやふやだという人も多いでしょう。

そこで今回は、ビジネスシーンにおける「右肩上がり」の意味や使い方などについて、分かりやすく解説していきたいと思います。

「右肩上がり」の意味

「右肩上がり」と言っても、別に体の特徴を表しているわけではありません。ここでは「右肩上がり」の意味とその由来、また、よく使われるシチュエーションなどについて紹介していきましょう。

「右肩上がり」とは

「右肩上がり(みぎかたあがり)」とは、「後になるほど数値が大きくなること」を表す言葉ですが、通常は「調子や状態が、時間が経つにつれてより良くなっていくこと」の意味で使われます。ビジネスシーンでも基本的にこの意味合いで、例えば会社の業績や個人の成績などがどんどん伸びて、前の売上を常に上回っていくような状態を指します。

「右肩上がり」の由来

「右肩上がり」の「右肩」は、前述のように、体の部位そのものを指しているわけではありません。この言葉は、本来グラフの様子を形容したものになります。

例えば折れ線グラフでは、横軸には時間が、縦軸には数値が表示され、時間の経過とともに数値がどう変化したかが、一つながりの線として表されます。このとき、横軸では左から右に向かって時間が積み重なり、縦軸では下から上に向かって数値が大きくなるのが通常です。そのため、「時間が経つにつれて数値が大きくなる状態」をグラフで表すと、右上に向かって線が伸びていく形となります。この「右上に向かって伸びる様子」を「右肩が上がったさま」に例えた言葉が、「右肩上がり」というわけです。

「右肩上がり」を使うシチュエーション

ビジネスシーンで「右肩上がり」という言葉が使われるシチュエーションはさまざまですが、代表的なところでは、「株価」が挙げられます。平均株価の値動きは、「チャート」と呼ばれるグラフで表されますが、これが時間の経過とともにどんどん伸びていく様子を指して、「右肩上がり」と言われます。また、「景気」についても「右肩上がり」の語が使われます。日本経済では、戦後の「高度経済成長期」と呼ばれる時期に、この言葉がよく使われました。

もちろん、個々の企業や商品などについても使うことができ、「右肩上がりの銘柄」「右肩上がりの売上」などと言う場合は、その会社や商品が長期間好調を維持していることを示します。このほか、映画の動員やレジャー施設の利用者数、タレントの人気・好感度といったものにも、「右肩上がり」を使用するケースが多くなっています。

「右肩上がり」の使い方・例文

「右肩上がり」の意味について見た後は、実際の使い方について紹介しましょう。ビジネス用語としての「右肩上がり」は、以下の例文のように使われます。

例文:「わが社の株価は、上場以来右肩上がりを続けている」

例文:「景気は右肩上がりが続いているといっても、庶民にはまるで実感がない」

例文:「最近営業成績が右肩上がりで、かなり自信がついてきた」

「右肩上がり」の類語・言い換え表現

ところで、「右肩上がり」と似た意味の言葉には、どういったものがあるのでしょうか。ここでは、「右肩上がり」の類語について紹介しましょう。

上り坂

「上り坂」とは、文字通り「のぼりになっている坂道」の意味ですが、「ものごとが少しずつ盛んになっていく状態にあること」の意味もあります。これは、「右肩上がり」で表される状態とほぼ同じということができます。こちらも使い方について、例文を挙げてみましょう。

例文:「あの歌手の人気は、デビュー以来ずっと上り坂だ」

うなぎのぼり

「うなぎのぼり」は、「ものごとが急に好調になり、ものすごい勢いで上昇するさま」を表す言葉です。「右肩上がり」と意味合いは同じですが、調子の上がり方がより急激で大きいニュアンスを持ちます。使い方は、以下のようになります。

例文:「新商品の大ヒットで、わが社の株価はうなぎのぼりだ」

「右肩上がり」の英語表現

「右肩上がり」の英語表現についても紹介しておきましょう。

「右肩上がり」は、英語では「upward trend」と言われます。「upward」は「上へ向かう」「上向きの」を意味する単語で、「trend」は「傾向」や「動向」を指します。つまり「upward trend」は、「上向きの傾向」といった意味を表すことになります。こちらもさまざまな場面で使われる表現で、例えば「Global warming: July continues the upward trend(地球温暖化、7月も右肩上がりの状態が続く)」のように使われます。

最後に

このように、「右肩上がり」は「後になるほど状態が良くなること」を意味する言葉として、ビジネスシーンでは頻繁に使われています。株価や業績に関しても頻出するワードなので、社会人としては、意味や使い方をしっかり押さえておきたいところでしょう。例文で示した用法を踏まえて、適切に使えるようになっておいてください。