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ビジネス用語

「チェーン」「フランチャイズ」の意味と違い

「チェーン」「フランチャイズ」の意味と違い

「チェーン」「フランチャイズ」の意味と違い

「チェーン(店)」という言葉は日ごろからなじみ深いもので、実際この経営形態に属する店舗は、「スターバックス」や「東急ハンズ」など周囲に数多くあります。その一方で、これとよく似ていてやはり耳にする頻度が高い言葉に、「フランチャイズ」というものもあります。「ドトール」や「ブックオフ」などがその代表例ですが、一体この二つの言葉はどの点が異なるのでしょうか。

今回は、「チェーン」と「フランチャイズ」の意味や違いについて解説しますので、両者を使い分ける参考にしてみてください。

「チェーン」とは

「チェーン(chain)」は「鎖」を意味する言葉ですが、店舗経営においていう場合は、「チェーンストア(店)」を指します。「チェーンストア」とは簡単に言えば、「本部の管理の下、企業が複数の店舗を運営する形の経営手法」ということになります。アメリカ発祥の手法で、企業活動を本社に集中させ、店舗はオペレーションのみに集中することにより、経営効率の最大化が目指されます。

「フランチャイズ」も広義の「チェーン」の一種ですが、狭義の「チェーン(レギュラーチェーン)」とはやや違います。一般的に言う「チェーン」は、企業が直接複数の店舗(国際チェーンストア協会の定義では11以上)を経営する点が特徴で、経営方針や扱う商品・サービス、店のデザインなどはすべての店舗で統一されています。

「フランチャイズ」とは

「フランチャイズ(franchise)」は英語で「参政権」や「特権、許可」などの意味を持つ言葉ですが、経営において使う場合は「フランチャイズチェーン(FC)」を指します。「フランチャイズチェーン」とは、異なる企業同士の契約により展開されるチェーン形式のことです。なお、「フランチャイズチェーン」やその略称である「FC」は、和製英語になります。

上記のように、「フランチャイズ」も広い意味で「チェーン」の一種ですが、通常両者は異なるものとして使い分けられます。
「フランチャイズ」は独立事業者が本部と契約を結び、その本部が持つ経営ノウハウなどの権利を得て加盟店として店舗を運営しつつ、ロイヤリティを受け取るという形の経営手法です。違いを簡単にまとめると、「チェーン」は本社資本での直営店舗であり、「フランチャイズ」は本社と店舗経営者の間の契約に基づく、店舗経営者の資本による店舗ということになります。

「チェーン」「フランチャイズ」の意味と違い

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