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全11種類!ブルーカラー、ホワイトカラー、グレーカラー、グリーンカラー、ブラックカラー、シルバーカラー、オレンジカラー、ピンクカラー、ゴールドカラー、メタルカラー、レッドカラーの違い

全11種類!ブルーカラー、ホワイトカラー、グレーカラー、グリーンカラー、ブラックカラー、シルバーカラー、オレンジカラー、ピンクカラー、ゴールドカラー、メタルカラー、レッドカラーの違い

ブルーカラー、ホワイトカラー、グレーカラー、グリーンカラー、ブラックカラー、シルバーカラー、オレンジカラー、ピンクカラー、ゴールドカラー、メタルカラー、レッドカラーの違い

ホワイトカラーやブルーカラーという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。ビジネス書や新聞などでも使われている言葉であるため、ビジネスシーンでも度々使われる言葉です。
また、ゴールドカラーやグリーンカラーなどブルーカラーやホワイトカラーから新たに作られた言葉などもあります。

ここでは「ブルーカラー」、「ホワイトカラー」、「グレーカラー」、「グリーンカラー」、「ブラックカラー」、「シルバーカラー」、「オレンジカラー」、「ピンクカラー」、「ゴールドカラー」、「メタルカラー」、「レッドカラー」など全11種類の○○カラーの違いについてご紹介していきます。

ブルーカラーとは

ブルーカラーとは製造業の生産現場や建設業の工事現場などで直接的な作業についている人達を指す言葉です。特に工場で働く労働者は油などで汚れやすいため作業着を着用しますが、汚れても目立たない「青い作業服」を企業が支給したり、着用を義務付けたことがブルーカラーと呼ばれるようになった由来とされています。

現在ではさらに広義に解釈されるようになり、警備員や交通誘導員、修理工、配達員、電気技師、運転手(バスやタクシー)なども含めてブルーカラーと解釈されることが多くなっています。
しかし、広義に解釈されるようになったため人によって解釈に違いが出ることが多くなり、明確な定義が無くなってきているのが現状ですが、この後紹介するホワイトカラーの対義語としてブルーカラーと使われることが多いことから肉体労働者全般を指す言葉と言った解釈が一般的となっています。

ホワイトカラーとは

ホワイトカラーとはスーツの下に着るワイシャツの白い色が由来した言葉で、上記のブルーカラーが肉体を使い労働するのとは違い、頭を使って仕事をすることから頭脳労働者の総称と言われ、オフィス内で働くいわゆるオフィスワーカーのことを指す言葉です。
そのため、事務職などの他に、開発に携わるエンジニアなどもホワイトカラーに含まれます。
また、後述するグレーカラーに分類されることもありますが、一般的には社外に出てサービスや商品を販売する営業職や店舗で接客や販売を行う接客販売職もホワイトカラーと解釈されます。

すでにお気づきの方もいると思いますが、例えば、製造業でも工場内で働く作業員はブルーカラーとなりますが、営業を行う営業職や事務作業を行う事務職はホワイトカラーとなりますのでホワイトカラーとブルーカラーの両方が存在する会社も多くあります。

グレーカラーとは

グレーカラーとはブルーカラーとホワイトカラーの間に立つ専門的な職種の人達のことを言います。
具体的にはホワイトカラーによって企画され、ブルーカラーによって製造された製品などを訪問し販売する営業職や店舗に立ち販売する販売職などがグレーカラーと言われています。

また、グレーカラーは上記以外にホワイトカラーとブルーカラーの両方の性質を持った職種のことを指す場合があります。
そのため、商品などの企画をしながら製造も行う労働者のことはブルーカラーやホワイトカラーの両方を該当する職種につくことからグレーカラーと呼ばれることがあります。

グリーンカラーとは

グリーンカラーとはホワイトカラーやブルーカラーとは違い、環境に関する業務に係る人達のことです。
林業だけでなく、リサイクル事業に係る人達や近年注目を浴びている太陽光発電や風力発電と言った環境に優しいエネルギー開発に携わる人達のことを指します。
例えば、風力発電の建設に関わっていればブルーカラーであり、グリーンカラーでもあると言うことになります。

ブラックカラーとは

ブラックカラーとは、もともと「裏社会」、「非公式・非合法」で働く人達を指す言葉でありましたが、ブラック企業が社会問題となったことから、現在はブラック企業に勤めている方を指す言葉です。

ただし、ホワイトカラーやブルーカラーなどとは違い、一部の方の間で使われている言葉であるためあまり一般的な言葉ではありません。

シルバーカラーとは

シルバーカラーとはシルバー世代に向けたサービスなどを提供している仕事についている人達を指す言葉です。
シルバー世代とは明確に定義されている言葉ではありませんが、主に65歳以上、つまりは高齢者と呼ばれる人達以上の年齢を指します。
介護や老人ホームなどはもちろんこと高齢者向けの宅配サービスや医療サービスなどを提供している人達はシルバーカラーとなります。

また、上記の意味とは別に働いている高齢者のことをシルバーカラーということもあります。高齢者は国ごとによって解釈に違いがありますが日本を含め多くの国では65歳以上の人達を指します。

オレンジカラーとは

オレンジカラーとは「仕事が趣味」ではなく、「趣味が仕事」と言った働き方のことを指す言葉です。そのためこれまでの○○カラーとは違い、特定の職種などについている人達を指す言葉ではありません。
また、オレンジカラーには営業や販売などの接客業の仕事を指した言い方もあります。

どちらもある企業がプロモーションのために定義付けた言葉となります。

ピンクカラーとは

「ピンク=女性」と言ったイメージからピンクカラーとは看護師や保育士などにつく女性を指す言葉です。元々は欧米で定義づけられた言葉であり、上記の意味に加え高い技術力を有しない職種に限定されていましたが、現在は技術的な意味を含めず働く女性全般を指します。

ゴールドカラーとは

ゴールドカラーとは、ロバート・E・ケリーが書いた「The Gold-Collar Worker」で定義された言葉で、ホワイトカラーでもブルーカラーでもない人達を指し、大きく2つの特長を持つ新しい層として定義されています。

ゴールドカラーは「誰にも使われない人である」といった特長を持っている人達のことです。通常会社に雇用されている労働者は例えどんな役職についていたとしても上司の指示の下に業務を遂行します。「ご存知ですか?会社組織の役職と順位」にも記載したように課長は次長の指示を受け、次長は部長の指示を受けます。
一方、ゴールドカラーは指示を受け、その業務を遂行して成果を出し評価されるホワイトカラーやブルーカラーとは違い、会社に雇用される立場であったとしても自ら仕事を作り出し結果を出すことで評価されます。時には独立することがあったり、自分のキャリアプランの実現など成長のために自ら会社移り転職をしていきます。
そのため、「会社に選んでもらい雇われる」と言うよりも「自ら会社を選ぶ」と言った特長を持った人達であると定義されています。

また、人生における移動距離がホワイトカラーやブルーカラーよりも長いと言った特長を持っています。
ブルーカラーは生まれた地元で学校を卒業し、近くの会社に就職したのちに地元の近くで家族を持ちます。またホワイトカラーは地方から遠く離れた都心の大学に入学した後、会社に就職し、転勤などで遠く放れた場所に配属され、都心や配属された地方で家族を持ちます。
一方、ゴールドカラーは日本で生まれたとしても海外の大学に入学し、就職などでまた別の国に行くなど移動距離がホワイトカラーやブルーカラーに比べて長いと言った特長を持つと定義されています。

メタルカラーとは

メタルカラーとは高度な技術職につく人達を指す言葉で、山根一眞氏によって定義されました。時代の変化や技術の進歩によって高度な技術は変わっていきますが、その時代における最先端技術に携わっている人達ことを指す言葉です。

また、ソフトバンクの孫正義氏は「今のブルーカラーのほとんどはAIを搭載したロボット(メタルカラー)に置き換わる」と発言していることから「AIロボット=メタルカラー」と定義しています。

レッドカラーとは

レッドカラーとは奴隷といった身分の人達を指す言葉です。そのため上記で紹介した言葉とは違い現行で使われている言葉ではありません。

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