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「モノクロ」「白黒」「グレースケール」の意味と違い

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「モノクロ」「白黒」「グレースケール」の意味と違いとは
コンピュータや画像編集ソフトが一般化したことで、写真やイラストを家庭でも手軽に編集したり印刷できるようになりました。その一方で気になるのが、「モノクロ」や「グレースケール」といったカラーモードの違いでしょう。また、「モノクロ」と「白黒」の違いについても知りたいところです。
そこで今回は、「モノクロ」「白黒」「グレースケール」の意味と違い、使い分け方などについて紹介していきたいと思います。
「モノクロ」とは
「モノクロ」とは、「単色の」を意味する英語「monochrome」をカタカナにして縮めた言葉です。日本で言う「モノクロ」とは、「1色で描画や印刷、表示されている図像」を意味しています。「モノクロ写真」「モノクロ印刷」のように使われます。
「モノクロ」の表現は、写真技術の開発とともに一般化しました。初期の写真では、白と黒の映像しか表せなかったためです。のちにカラーフィルムが開発されたことで多彩な色を表現できるようになりますが、その独特の美しさから、モノクロ映像は表現方法の1つとして生き残りました。現在では、イラストなどの分野でも頻繁に使われています。
「モノクロ」と「白黒」は同じようですが、厳密に言うと違います。「モノクロ」は「単色の表現」を表す言葉で、黒だけでなくセピアなど他の色にも当てはまります。
「白黒」とは
「白黒」とは、文字通り「白色と黒色」という意味の言葉です。驚いた時の表現として「目を白黒させる」と使う場合もありますが、多くの場合、写真や映画、イラストなどで、カラーではなく白と黒だけの色で表現されたものを指します。「白黒写真」「白黒映画」「白黒印刷」などと使います。
「白黒」と「モノクロ」の違いは、上で述べたように、色の種類にあります。「モノクロ」は黒以外の色についても使いますが、「白黒」は黒の濃淡による表現だけを指すようになっており、この点は使い分けのポイントになります。
「グレースケール」とは
「グレースケール」とは、主にコンピュータで色を表現する際の手段の1つです。単色の微妙な濃淡を分けることで、精細な映像を表現することができます。画像編集ソフトで写真やイラストを印刷する際のカラーモードとしてよく使われます。
「グレースケール」と「モノクロ」の違いは分かりづらいところですが、「モノクロ」が「白」と「黒」だけで構成され、中間色が存在しないのに対し、「グレースケール」は多くの中間色があり、細かい濃淡が表現できる点が異なります。一方、印刷の際には、「モノクロ」が印刷ボケしにくく、くっきりと印刷できるのに対し、「グレースケール」は比較的印刷ボケしやすいという違いもあります。
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