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一般常識

「足元」「足下」「足許」「脚元」の違い

「足元」「足下」「足許」「脚元」の違い

足元・足下・足許・脚元の違い

「あしもと」という言葉を文字にする場合、どういった漢字を用いるでしょうか。すぐに思いつくものでは「足元」や「足下」がありますが、場合によっては「足許」や「脚元」といった表記を使うこともあります。これらの表記は、それぞれどんな違いを持つのか気になるところです。

そこで今回は、「足元」「足下」「足許」「脚元」という4つの言葉の意味や違いについて、詳しく解説していきます。

足元とは

「足元」の意味は、「立っている足の付近」というものです。床や地面などについた足の周囲を言います。この場合の「周囲」はそれほど広い範囲ではなく、立っている場所から1~2歩ほど進めるくらいの範囲を言います。
「足」は腰から下の体を支える部分を言い、「元」は「ものごとの始め」「根源」といった意味を持ちます。「足元を見る」「足元に気をつける」「足元にうずくまる」などのように使います。

「足元」のポイントを挙げるとすると、「足下」が表すよりも、若干広い範囲を指しているという点があります。両者は読み方も意味合いもほぼ同じ言葉ですが、「足元」の方は数歩足を動かせるほどの範囲を表すという違いがあります。また、「元(もと)」が常用漢字の読みに含まれるため、新聞などでは「足元」の表記に統一されているという点も特徴的な違いです。

「足下」については、以下で説明していきましょう。

足下とは

「足下」もまた、「あしもと」と読む言葉です。意味合いについても、「立ったり歩いたりする足の下、またはその周囲」というものとなっています。「足下が怪しい」「足下は岩場だ」等のように使います。

上でも述べたように、「足元」と「足下」は、表記に違いはあるものの、大意はほとんど同じと言えます。実際に、どちらの表記を用いても間違いではありません。しかし、表されるニュアンスは微妙に異なります。
「足元」の表記が、前述のように足の周囲1~2歩ほどの範囲を指すのに対して、「足下」と書く場合は文字通り、足の裏の真下あたりを指すことが多くなっています。また、「足下」は「そっか」と発音することもあるという点も異なります。

足許とは

「足許」もやはり、「あしもと」と読まれます。意味もまた「足の周辺」といったもので、「足元」や「足下」と違いはありません。ニュアンスとしては、「足元」よりもさらに1~2歩分広がった範囲を指します。「足許を固める」「足許がぬかるんでいる」のように使われます。

「足許」の「許」は、もともと「神に祈ってゆるされる」という意味を持つ漢字ですが、「もと」や「ところ」といった意味も持ちます。「親許」などという場合は、こちらの意味になります。

「足許」という表記は、「足元」などに比べるとそれほど多く使われません。「許」を「もと」と読むのは、常用外の使い方にあたるためです。そのため、公用文などでは使えない表記となっています。

脚元とは

「脚元」も、「あしもと」と読む漢字の一種です。それほど頻繁に使われる表記ではなく、使われ方はかなり限定されます。

「脚元」の「脚」は、ももの付け根から足首までを指すようになっています。そのため、「脚元」と表記する場合は、足の周囲の地面というより「脚部の下らへん」を指すのが一般的です。ですので、「脚元が冷える」「脚元がゆったりする」などのように場面を限って使われます。

また、「脚元」という表記は競馬でよく使われるという特徴もあります。「脚元状態」などのように表現され、馬の脚部を指して言う言葉となっています。この点は、「足元」などとの大きな違いとなります。